こんにちは。夏になってから一度も実家のクーラーを
使ったことのない看護師の石黒です。
私は専門学校時代、犬猫のグルーミングを学んでいたので
今回は少しばかりハリー君のグルーミングについてお話したいと思います。
まずシャンプーをする前にブラッシングをする必要があります。
ハリー君はシェットランドシープドックという犬種で、
この犬種は毛が上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の
2種類からなっています。
この毛質の犬はこまめにブラッシングをしてあげないと
下毛がもつれてグルーミングがとても大変になります。
この毛質の犬は他に、ポメラニアンや柴犬などがいます。
次にシャンプーをします。こちらのハリー君は1回目のシャンプー中です。
あまり泡が立っていないのがわかるかと思います。
汚れていると泡が立ちませんので、この場合は二度洗いをします。
こちらは2回目のシャンプー中です。先ほどより泡が立っているのがわかるかと思います。
ちなみに汚れやすい部位は、口周り、耳、足先、肛門周りなどです。
ハリー君はいつも耳が油っぽいのでよ~く洗います。
すすぎはしっかりおこないます。
しっかりと汚れが落ちていると、流した時に毛が水をはじきます。
タオルドライした後はドライヤーで乾かしていきます。
温風を使う場合は人間が感じる以上に犬は暑く感じていますので
冷房をかけて部屋を涼しくします。
ドライヤーをあてて、毛が放射線状になびきますので、
そこにブラシをいれることによってキレイに乾きます。
また、しっかりシャンプーで汚れが落ちていると乾きがとても早いです。
シャンプーはとても大事な作業になります。
ブローが終わったらカットします。通常、シェットランドシープドックは
カットをしませんが、ハリー君は生活しやすいようにカットをしています。
肛門周りやお腹は排泄物で汚れやすいのでバリカンで短く刈り、
お尻や肢、前胸などはバランスを見ながらハサミでカットしていきます。
最後に、今回はリボンをつけて終了です♫
犬の耳は、垂れ耳と立ち耳に分かれますが(たまに半折れ耳もいますが!)
立ち耳のハリー君は1つリボンをつけます。垂れ耳の子は両耳につけることが多いです。
夏っぽく、いつもより毛が短くなったハリー君です。
グルーミングは奥が深く、トリマーさんはすごいなぁと感じる今日このごろです。
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