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ケアシリーズ2.爪きり

ケアシリーズ2.爪きり

投稿者 osawa | 日常のケア

こんにちは。看護師の大澤です。

今回は回数を分けて、おうちで出来るわんちゃん・ねこちゃんに必要なケアについてご紹介させていただきたいと思います。
1.ブラッシング
2.爪きり
3.耳掃除
4.歯みがき

【2.爪きり】
わんちゃんの爪は切らずにいると足の裏方向へ伸び続けてしまいます。
最悪な場合では爪が肉球に刺さってしまう事もあります。
硬い地面(コンクリートなど)を歩いたりすると爪が自然に削られることもありますがほんの数ミリなので定期的に切ってあげることをおすすめします。
特におうちの中で飼われている子はそういった機会がないので特に必要になります。
同時にわんちゃんには《狼爪(ろうそう)》というヒトでいう親指があります。狼爪は両前足についていることが多いのですが後ろ足についている子もいます。これは地面につくことがないので切らなければ伸び続けていきます。
またわんちゃんの爪は真ん中に血管が通っていてその周りを神経で覆っています。
爪を伸ばしすぎると血管も伸びていき伸びれば伸びるほど切れる部分が少なくなります。
床を歩いた時に音がする・爪を直接見ていただいて爪が内側に丸くなってきている時が切り時です。
わんちゃんよって爪の伸びるペースは違いますが目安として1ヵ月に1回切っていただければよいかと思います。

《爪きりの種類》
爪切りにはギロチンタイプ・ニッパータイプがあります。
☆小型犬にはギロチンタイプ↓

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☆大型犬は爪が大きいのでニッパー方のほうが切りやすいです↓
☆もちろん大型犬にもギロチンタイプは使えます。

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これはウサギに使ったりもできます↓

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《切り方》
1.爪の先を横に切ります→爪の断面の中心部にゼラチン状のものが見えてきます。(指で触ると分かります)それが見えてきたら切れる限界です。それ以上切ると血管を切ってしまいます。

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2.左右の角を切ります→両端はヤスリで削っても大丈夫です。

《保定法》

1.まず、わんちゃんの頭がおうちの方の背中側にくるようにして、左手でわんちゃんを脇に抱(かか)えます。
 この時、脇でしっかりとわんちゃんの腰を挟みます。(腰が弱い子は注意してください)
2.抱えた左手で内側からわんちゃんの右後ろ足を持ち肉球が見えるように持ち上げます

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3.1番大きい肉球に左親指を置き、順番に切っていきます。
☆後ろ足はこの方法で切ることが出来ます(暴れてしまう時は前を押さえてもらい2人がかりで切ります)
4.次に右前足を切ります。同じく脇に挟んだまま今度は足の甲側から足を持ち上と同様肉球が見えるようにします。
⑤最後に左前足です。これは少し保定方法が変わり、わんちゃんの胴体を横から両手で脇に抱えます。
  (わんちゃんの爪を覗き込むような体勢になります)あとは4.番と同じ方法で切っていきます。

※爪が白い子は血管が見えますが爪が黒い子は見えないので少しずつ切っていってください。
  わんちゃんに爪きりが見えないように作業すると怖がらせずに行えます。

以上がつめきりの方法になります。

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お問い合わせ:TEL 042-531-3912

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