こんにちは。看護師の大澤です。
今回は回数を分けて、おうちで出来るわんちゃん・ねこちゃんに必要なケアについてご紹介させていただきたいと思います。
1・ブラッシング
2・爪きり
3・耳掃除
4・歯みがき
【3・耳掃除】
わんちゃんの耳はL字型に曲がっていて汚れをベルトコンベアのように外に出す働きをしてくれます。
犬種によっては耳の中に毛が生えているわんちゃんもいるので、(トイプードル・シュナウザー・シーズー・マルチーズなど)その際は抜いてあげる必要があります。
《用意するもの》
・コットン
・イヤーパウダー(耳毛が生えている子に使います)
《耳掃除のやり方》
1.イヤーローション(耳の洗浄液)を液体が見えるまで耳の中に直接入れます
※わんちゃんは嫌がって頭を振ろうとするので振らせないようにしてください。
2.耳の付け根の部分をマッサージするように横→縦→汚れを上に押し出すといった流れで掃除をします(赤丸のあたり)
3.わんちゃんは頭を振りますので、遠心力で汚れが外に出てくるので出てきた汚れを湿らせたコットンでふき取ります。
※耳はとても敏感で傷つきやすいので乾いたコットンでは拭かないでください。
4.表面のひだの間も汚れやすいのでココも綺麗にします。
《耳毛が生えている場合》
1.耳掃除をする前に耳毛を抜きます
2.イヤーパウダーもしくは指でも簡単に抜けます
3.奥に生えている毛はカンシを使って頂くと綺麗に取ることが出来ます
《注意点》
・どんなに洗っても黒や茶色の汚れが出てきてしまう場合、マラセチアというカビやミミダニなど耳の疾患の可能性がありますので1度病院で診てもらうことをおすすめします。
・耳から膿が出ている場合も中耳炎の可能性がありわんちゃんも痛がりますので洗浄液は使うことは避けていただき、病院で診てもらってください。
・汚れを取る際に、綿棒は耳を傷つけてしまい、汚れも中に押し込んでしまいますので使用しないでください。
以上が耳掃除の方法になります。
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