こんにちは。看護師の大澤です。
第2回目は仔犬の時に多く見られる【食糞】についてのしつけをご紹介させていただきたいと思います。
まず【食糞とは何か?】
これは文字通り自分の排泄物を食べてしまうことを言います。この行動を異常なのではないかと心配される飼い主さまが多くいらっしゃいますが、わんちゃんにとっては正常な行動です。
この食糞はわんちゃんにとっては栄養補助食品的なもので仔犬や若犬に多く見られます。
その他にも食べる理由として退屈だというサインともいわれています。だいたいのわんちゃんは、成犬になるにつれて食べることをしなくなりますが稀に大きくなっても食べ続ける子もいます。
しかし、いくら正常な行動と言われても見てる方は嫌悪感を感じてしまいますし、この食糞を許してしまうと自分のだけではなく外でお散歩している時などに他の子の排泄物まで食べてしまう可能性があります。
もし他のわんちゃんの排泄物を食べてしまって1番恐いのは【寄生虫に感染してしまうこと】です。
そういったことを予防するためにも食糞行動が見られたときにきちんとしつけておくことが大切です。なので食糞行動を止めるようにしつけていきたいと思うのですが、この行動を止めさせるのは他のしつけより少し難しいと言われていますので根気よく続けていただきたいと思います。
《対処法》
1.排便したらわんちゃんの見ていない間に片付ける→見ている前で片付けてしまうと、取られたと思い込み次から隠したりひどい時は排便を我慢してしまう子もいるのでフードなどで気をそらせておいてその間に片付けてしまいましょう。
2.刺激物・苦味成分の商品を使用→排泄物が食べたフードの味がするから食べるということもいわれています。なのでわさび・七味・水で薄めたお酢などの刺激物(少量)を排泄物につけて学習させます。
※刺激物は長く使いたくはありませんので数回試していただいて効果が見られなければ別の方法を試してみてください。
3.遊んであげる→わんちゃんが食糞行動をする理由として上記でもあげましたが【退屈】していておもちゃ感覚で食べる子もいます。なので退屈することがないよう・ストレスが溜まらない為にもたくさん遊んであげることも対処法の1つです。
以上が食糞についてのしつけ方になります。
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