予防 記事一覧
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猫のウィルス感染症(猫ウィルス性鼻気管炎・猫カリシウィルス感染症・猫汎白血球減少症・猫白血病ウィルス感染症)
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「猫の感染症」についての講義に参加してまいりました。
今回は主に混合ワクチンに入っている以下の4つのウィルス感染症についてご説明させて頂きます。
①【猫ウィルス性鼻気管炎(FVR)】
ヘルペスウィルスによる感染症で、ひどいくしゃみ、咳、鼻炎などの呼吸器症状の他、結膜炎などをひき起こします。高熱によって食欲はなくなり鼻水と涙で顔中クシャクシャになり典型的なカゼ症状がみられます。
*感染源:感染猫の涙・唾液・鼻汁
*感染経路:接触感染・人間の手
*潜伏期:3~4日
*症状:急性のくしゃみ・眼鼻分泌液など(発症から3~4日(感染後6~8日)で症状が最高になる)細菌感染の合併がなければ急性経過で終了。終結後、神経節に潜伏しストレスなどにより発症することがある。
*診断:臨床症状
*治療:インターフェロン・抗生物質②【猫カリシウィルス感染症】
かかりはじめの症状はくしゃみ、鼻水、発熱などで、猫ウィルス性鼻気管炎に似ています。症状が進むと口の周辺に潰瘍ができることもあり、急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
*感染源:感染猫の涙・唾液・鼻汁
*感染経路:接触感染・人間の手
*潜伏期:約3日
*症状
①上部気道型 ②潰瘍形成型 ③肺炎型 ④腸管感染型 ⑤子猫跛行症候群 ⑥流産 終結後口峡部に持続感染をおこす。
*診断:臨床症状
*治療:インターフェロン・抗生物質③【猫汎白血球減少症】
パルボウィルスによる感染症で、白血球が極端に少なくなる病気です。高熱、嘔吐、食欲不振・下痢などを引き起こします。体力のない子猫などはたった1日で死亡することもある恐ろしい病気です。
*感染源:感染猫の便
*感染経路:接触感染・人間の手・経鼻・経結膜・経口
*潜伏期:2~10日
*臨床徴候:最初の徴候は発熱(40℃以上)・白血球数は4日までに4000/μl以下に下降・嘔吐・下痢・妊娠の最後の1週または生後9週までに感染した子猫は小脳の形成不全に起因する運動失調をおこす。
*診断:臨床症状・白血球減少・抗原検査キット・PCR
*治療:インターフェロン・抗生物質④【猫白血病ウィルス感染症】
白血病やリンパ腫など血液の腫瘍、貧血、腎炎・流産などをおこします。病気に対する免疫が弱まるため、様々な病気を併発しやすくなります。感染してから発病までの期間が長く、その間は見かけ上健康にみえます。
*感染源:感染猫の血液・唾液・尿・便など。
*感染経路:猫同士の長期にわたる濃厚な接触があると感染しやすい。母子感染。
*併発しやすい病気
骨髄の腫瘍性疾患・骨髄低形成疾患・骨髄異形性症候群・リンパ系腫瘍・貧血・汎白血球減少症様症候群・雌猫の繁殖障害・神経ならびに運動器疾患・二次感染症あるいは日和見感染症・免疫介在性血球減少症・糸球体腎炎など
*診断:ELISA(院内で検査可能)
*予後:感染猫の致死率は6ヶ月間で30%、2年間で60%、4年間で90%との報告がある。3種ワクチンでは①②③を、4種ワクチンでは①②③④を予防します。
①と②は猫のカゼの代表で、ワクチンを接種しても完全に防御できる訳ではありませんが、接種していれば感染しても軽い症状ですむ事が多いです。生活環境などを考慮して、どちらのワクチンを接種するかご相談させて頂いております。
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犬フィラリア・血液健康診断キャンペーンについて
3月20日から7月31日まで特別価格にて犬フィラリア・血液健康診断を実施しております。
【健康診断のおすすめ】
フィラリア検査と同時に血液検査による健康診断をお勧めします。もしも病気が早くみつかれば早期治療ができます。これまでに健康診断で病気をみつけ良い結果に結びつくことがありました。今年は以下の4つの検査をご提示させて頂きます。
①フィラリア抗原検査
②フィラリア抗原検査+血液検査(18項目)
③フィラリア抗原検査+血液検査(27項目)
④わんにゃんドック
(*事前にお電話にてご予約下さい・検査当日の朝は絶食が必要です)
(③+レントゲン検査(胸腹部)+超音波検査(腹部)+糞便検査+尿検査)【フィラリアの予防方法】
フィラリアの一番安全で確実な予防方法は5月~12月までの8ヶ月間、月に1回、お薬をのませてあげる方法です。お薬はお肉タイプと錠剤の2種類があります。カレンダーに印をつけたりして、のませ忘れのないようにしてあげて下さい。*今年から投薬忘れを防止するため、8ヶ月分のお薬を一括で処方させていただける患者様には1か月分のお薬を無料とし、7か月分の費用で処方いたします。また、お薬の変更に伴い値段の改定をしました。去年よりお安くご購入頂けます。
【フィラリア予防を始める前に血液検査を行う理由】
万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を投与してしまうと重大な副作用がでることがあります。そのためフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないかを調べるために、毎年検査(少量の血液をいただきます)をする必要があります。フィラリアに感染していないか調べる方法にはミクロフィラリア検査(犬の血液を採って顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
【当院で使用している犬糸状虫成虫抗原検査キット「ソロステップ」】
「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないといいきることはできません。
安全なフィラリア予防をして頂くために、血液検査をお願いいたします。 -
狂犬病予防接種の時期になりました
今年も狂犬病予防接種の季節がやってまいりました。当院では随時、狂犬病予防接種を行っております。御予約は必要ありませんので診察時間内に御来院下さい。その際、市からの狂犬病のハガキをお持ちいただけますと手続きが簡単になります。継続の方は市への届け出の代行も当院にて承ります。フィラリアの検査や予防薬の処方も同時に行えますのでご相談下さい。
狂犬病予防接種の料金は3000円(税込)になります。
(体温測定・簡単な健康診断(視診・触診・聴診など)が含まれた値段になります)
病院で済票の代行をさせて頂く場合は、済票代として市に支払う550円を別途お預かりいたします。 -
猫のフィラリア症
本日は猫のフィラリア症についての院内セミナーを開きました。
フィラリアはわんちゃんの病気としてよく知られていますが、猫ちゃんにも感染します。呼吸困難、咳や嘔吐が主な症状で、放置すると突然死を引き起こすこともあります。わんちゃんのように診断や治療が確立されていないので、予防が重要です。蚊が媒介するので、室内飼いの猫ちゃんも油断できません。
今回のセミナーで一番驚いたことは、1997年の報告では日本の猫ちゃんの12%がフィラリアに感染しているそうです。
一番の予防方法は蚊に刺されないことですが、ふつうの生活で全く蚊に刺されないことは困難です。当院では猫ちゃんのフィラリア予防薬を揃えておりますので、猫ちゃんを飼われている方は、ぜひご相談ください。
予防期間は毎年5月~12月になります。
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犬糸状虫症(フィラリア症)
犬糸状虫症による感染症で、成虫は長さ15~30cmまで達する線虫です。成虫は右心室・肺動脈に寄生し、新鮮な赤血球を食べます。
症状は寄生数やわんちゃんによって異なり、無症状から重症例まで様々です。重症になると体重減少、運動不耐性(運動をしたがらない)、咳、うっ血性心不全、腹水の貯留がおこり、最終的には死亡してしまいます。
とても恐ろしい病気ですが、お薬をのませることによってほぼ100%予防することができます。まず、フィラリアのライフサイクルについてご説明させて頂きます。*フィラリアのライフサイクル*
1.フィラリアに感染しているわんちゃんを蚊が吸血することで、ミクロフィラリア(フィラリアの子虫)が蚊の体内に入ります
2.子虫は蚊の体内で感染幼虫に発育します
3.感染幼虫をもった蚊が他のわんちゃんを吸血する時、幼虫が皮膚に侵入し感染します
4.わんちゃんの体内で発育を続けます(感染幼虫→第3期子虫→第4期子虫→第5期子虫→成熟成虫(これがミクロフィラリアを産みます))。
現在、一般的にフィラリアの予防薬といわれているお薬は、感染幼虫→第3期子虫→第4期子虫を駆虫(特に第4期子虫はほぼ100%駆虫できるといわれています)します。ここで投薬を空けてしまうと、第4期子虫が第5期子虫→成熟成虫になってしまいます。そうなると予防薬では駆虫できなくなってしまいます。よって、1ヶ月に1回の予防薬の投与が必要になります。一般的に予防薬と言われていますが、実は駆虫薬なのです。よって蚊が出始めてから1ヶ月後~蚊がいなくなってから1ヵ月後まで投与しなければいけません。万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず、予防薬を投与してしまうと、血液中のミクロフィラリアが一気に死滅してしまい、死滅したミクロフィラリアが血管に詰まったり、アナフィラキシーショックを起こす危険性があります。よってフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないか調べるために、毎年検査する必要があります。「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「わんちゃんが薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないといいきることはできません。診断はミクロフィラリア検査(犬の血液を採って顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
*当院で使用している犬糸状虫成虫抗原検査キット「ソロステップ」*
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犬回虫
母犬からの経胎盤、経乳感染によって仔犬が感染することが多いといわれています。他、感染幼虫の直接摂取による直接感染、幼虫を保有する待機宿主の摂食による間接感染があるといわれています。成虫は小腸に寄生します。感染すると、仔犬では重症になることもあります。(発育不良、腹部膨満・間欠性下痢・貧血など)成犬では感染した幼虫が全身の組織内で被嚢して発育を休止します。
症状は食欲不振・嘔吐・下痢・発育不良などがあり、仔犬での多数寄生では腹囲膨満、神経症状、腸重責がみられることがあります。
診断は糞便検査による虫卵検出になります。
治療は消化管内成虫の駆除になり、多くの駆虫薬は体内移行中の幼虫には効果がありません。2週間隔で虫卵が陰性になるまで駆虫薬を投与します。
予防は仔犬では定期駆虫を行い、環境中への虫卵の排泄を防ぎ、糞便の適切な処理を行うことです。*犬回虫のライフサイクル*
生後間もない子犬は気管型移行することが多く、半年以上のわんちゃんでは全身型移行することが多いといわれています。
気管型移行は、成熟卵→小腸粘膜へ侵入→肝臓→心臓→肺→細気管支→気管→食道→胃→小腸→産卵という経緯をたどります。
全身型移行は、成熟卵→小腸粘膜へ侵入→肝臓→心臓(ココまでは気管型移行と同じです)→全身の諸臓器(第2期子虫のままとどまり6ヶ月以上生存します)→妊娠・出産時に経胎盤・経乳感染し、仔犬に感染します。
この寄生虫は人獣共通感染症で、まれに人へも感染するといわれています。回虫の成熟卵を経口摂取することにより感染します。回虫卵に汚染された砂場などが感染源になります。わんちゃんとの過度な接触により感染することもあります。 -
犬鞭虫
成熟卵を経口摂取することによって感染します。犬の盲腸粘膜に寄生し、吸血します。この虫卵は強く、環境中で数年間生存します。
軽度感染では間欠性下痢、少量の粘液血便がでます。重度感染では慢性下痢、血便、栄養低下、被毛粗剛、貧血、脱水などの症状がでます。
診断は糞便検査になります。
治療は駆虫薬の投与になりますが、この虫卵は強く、環境中で数年間生存するため、土壌汚染によって集団感染がみられることもあります。
*犬鞭虫のライフサイクル*
犬鞭虫も人獣共通感染症で、成熟卵を誤って経口投与すると感染し、腸管で成虫になります。
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ノミ
ノミ成虫は生涯にわたり宿主に寄生し、雌雄ともに15分に1回吸血するといわれています。寄生から48時間以内に交尾をして、1匹の雌で200個産卵するといわれています。卵→幼虫→さなぎ→成虫へと発育していきます。
ノミにさされると、貧血、掻痒、ノミアレルギー性皮膚炎などの症状がでることがあり、瓜実条虫に感染したノミを食べることによって瓜実条虫に感染することもあります。
*ノミのライフサイクル
ヒトもノミにさされると激しいかゆみがおこり、ひどい場合はアレルギーになって水ぶくれのような状態になってしまいます。気温が13℃以上あるとノミは繁殖を繰り返します。
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マダニ
口の部分を宿主の体に差し込んで固定し、吸血します。 吸血前はわずか数mmのマダニの成虫ですが、飽血すると体重は約10倍にもなります。 メスの成虫は2,000~3,000個の卵を産みます。マダニは草むらなどに生息し、温度や二酸化炭素を感知して犬に寄生します。マダニは草むらや山林などに生息するため、散歩中についてしまうことがあります。
マダニの被害は、貧血、アレルギー性皮膚炎、バベシア症の媒介、ライム病(人間にも感染することがあります)などの病気の媒介などです。
*マダニのライフサイクル*
*ノミ・マダニ共に駆虫薬の投与によって駆虫することができます。
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フィラリアの季節が始まりました
今年もフィラリア予防の季節が到来いたしました。
フィラリアは予防しておけばそのほとんどを防ぐ事が出来ますが、体内に侵入し成長してしまうと心臓に寄生し、ワンちゃんの生命を脅かすようになります。是非予防をしてあげてください。
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