画像診断 記事一覧
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iVEAT腹部超音波研修の試験に合格しました
ご報告が遅れましたが、iVEAT(獣医教育・先端技術研究所)が主催する腹部エコー研修の試験に合格し、修了書をもらいました。
10月~3月にかけ、研修に参加し、最後に筆記試験、実技試験をうけました。
みなさんのわんちゃん・ねこちゃんにその技術を還元できればと思っています。 -
腹部超音波研修6回目~眼・甲状腺・腱の超音波検査~
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腹部超音波研修5回目~胃・腸・膵臓の超音波検査~
こんにちは。獣医師の萩原です。2月10日(水)は院長と横浜で開催されているiVEAT 超音波研修に参加してまいりました。本日は胃・腸・膵臓についての研修でした。
【胃・腸】
食べ物は口から入った後、食道→胃(噴門→胃底部→胃体部→幽門)→小腸(十二指腸→空腸→回腸)→大腸(盲腸→結腸→直腸)へと流れていきます。
胃・腸の超音波検査では壁の肥厚の有無、構造の異常、異物・腫瘤・重責の有無、蠕動運動などに注目して観察します。
【胃・腸の壁の厚さ】
消化管
犬
猫
胃
6mm
4mm
十二指腸
5mm
4mm
空腸・回腸
4mm
3mm
結腸
2mm
1.5mm
上記の数値より壁が厚い場合、壁の肥厚とみなします。
【正常な十二指腸の超音波検査画像(犬)】
十二指腸の厚さは3.7mmです。正常は5mm以下なので正常になります。
【異常な回腸の超音波検査画像(猫)】
回腸の厚さは8.2mmです。正常は3mm以下なので、壁が厚いことがわかります。
手術で摘出したところ回腸腺癌でした。
【膵臓】
膵臓は異常がないと超音波検査では描出できないことが多いです。膵炎に罹患すると周囲の脂肪が高エコー(白くなる)になるため、観察しやすくなります。
消化管はガスを多量に含んでいる臓器であるため、超音波検査の前には絶食が必須になります。
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腹部超音波研修4回目~膀胱・前立腺・腰下リンパ節の超音波検査~」
1月13日(水)、院長と二人で、横浜で開催されているiVEAT 超音波研修に参加してまいりました。本日は膀胱・前立腺・腰下リンパ節についての研修でした。
【膀胱】
膀胱は後腹部に存在する尿をためる臓器で、尿が貯留している時に検査するとわかりやすいです。レントゲン検査では膀胱の大きさ・形・位置・膀胱結石の有無(*レントゲン検査で診断できない膀胱結石もあります)などはわかりますが内部構造はわかりません。しかし超音波検査では膀胱粘膜の評価(厚み(←膀胱炎があると厚くなることが多いです)・内容物・腫瘍の有無など)やレントゲン検査で診断できない膀胱結石の有無を評価することができ、超音波検査に非常に適した臓器になります。エコーでは液体は黒くうつるので、膀胱内部は貯留している尿により黒くうつります。【正常な膀胱の超音波検査画像】
膀胱粘膜の厚さは1.9mmで(3mm以下なら正常です)、膀胱内には結石や腫瘍はなく正常です。
【前立腺について】
オスの膀胱の尾側から骨盤付近までの尿道を取り囲むように存在する臓器です。レントゲン検査では前立腺の大きさ・位置などはわかりますが内部構造はわかりません。しかし、超音波検査では嚢胞・膿瘍・腫瘍の有無など内部構造を評価することができます。【正常な前立腺の超音波検査画像】
【異常な前立腺の超音波検査画像】
前立腺内に嚢胞(黒いので中が液体です)がみられます。
【腰下リンパ節】
腰下リンパ節は膀胱背側の腹部大動脈や後大静脈の分岐部分に存在します。正常な腰下リンパ節はわかりにくいですが、腫瘍が腰下リンパ節に転移し大きくなってくるとわかりやすくなります。(腰下リンパ節に転移しやすい腫瘍には乳腺癌・リンパ腫・前立腺癌・肛門嚢アポクリン腺癌などがあります。)
【正常な腰下リンパ節の超音波検査画像】後大静脈の分岐部分には腫大した腰下リンパ節が存在しておらず、正常所見です。
超音波検査は体に負担がなく、安全に腹部臓器(肝臓・脾臓・腎臓・膀胱・腸など)や心臓の様子を診断できますので、病気の時はもちろん、健康診断にも優れている検査です。わんにゃんドック(健康診断)では超音波検査で一通り臓器をみて異常がないかを確認します。もし興味がございましたら、一度ご相談ください。 -
腹部超音波研修3回目~腎臓・副腎の超音波検査~」
12月10日(水)休診日、昼から院長と二人で、横浜で開催されているiVEAT 超音波研修に参加してまいりました。本日は腎臓と副腎についての研修でした。
【腎臓】
腎臓は腹腔内に左右1つずつある臓器で、レントゲン検査では大きさ・形・位置・腎結石の有無(*レントゲン検査で診断できない腎結石もあります)などはわかりますが内部構造はわかりません。しかし、超音波検査では内部構造・形・血流なども詳細に評価することができ、超音波検査に非常に適した臓器になります。【腎臓の超音波検査画像】
腎臓は皮質(超音波検査で白くみえる部分(高エコーといいます))と髄質(黒くみえる部分(低エコーといいます))があり、皮質と髄質の高さの比は通常1:1になります。皮質が高エコーの時は、糸球体腎炎・間質性腎炎・猫伝染性腹膜炎(FIP)・リンパ腫などが疑われます。他、水腎症、結石、嚢胞、腫瘤なども超音波検査で診断できます。
【副腎について】
副腎は腎臓の頭側に左右1つずつある臓器です。厚さは正常で6mm以下しかなく、レントゲン検査では評価ができません。副腎のサイズと形状の評価は主に副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)を診断する際に重要になり、診断には超音波検査が必須になります。
両側性に肥大している場合は下垂体性のクッシング症候群が疑われ、片側性に腫大し、形態が変化している時には副腎腫瘍が疑われます。【副腎の超音波検査画像】
超音波検査は体に負担がなく、安全に腹部臓器(肝臓・脾臓・腎臓・膀胱・腸など)や心臓の様子を診断できますので、病気の時はもちろん、健康診断にも優れている検査です。もし興味がございましたら、一度ご相談ください。
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iVEAT 腹部超音波研修6回シリーズに参加しています
11月11日(水)休診日、午後から院長と二人で、横浜で開催されているiVEAT 超音波研修に参加してまいりました。
この研修は10月から3月にかけ、月に1回、計6回行われます。3名1組で、実際にわんちゃん・ねこちゃんに超音波診断装置(エコー)をあて、腹腔内臓器の描出方法をマスターするのが目的です。超音波診断装置は痛みや副作用がなく体にあてるだけで安全に腹部臓器などの様子を診断できる装置です。当院でもカラードップラー超音波診断装置を導入しており、より的確な画像診断を行えればと思い参加しました。
【当院の超音波診断装置】6回の研修で、初回は全臓器、2回目は肝臓と脾臓、3回目は腎臓と副腎、4回目は膀胱と腰下リンパ節、5回目は胃腸器と膵臓、6回目は眼、甲状腺、腱と筆記試験、実技試験があります。今回は2回目で、肝臓と脾臓についての研修でした。今回の研修では新たな発見がいくつもあり、超音波診断の奥の深さを再確認致しました。1回の研修は4時間で、終わった後はヘトヘトになってしまいましたが、とても勉強になりました。




















