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ねこちゃんの避妊手術について

生殖器疾患 記事一覧

  1. ねこちゃんの避妊手術について

    <メリット>

    ①卵巣・子宮疾患の予防

    手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。

    ②乳腺腫瘍の予防

    若齢時に避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。

    避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(猫)

    避妊手術の時期

    予防効果

    6ヵ月まで

    91%

    712ヵ月まで

    86%

    1324ヵ月まで

    11%

    24ヵ月以上

    0%

    ③発情がなくなる

    発情に伴う激しい鳴き声を抑えられることが多いです。

    ④妊娠の心配がなくなる

    ⑤発情中の不適切な場所での排尿が少なくなることが多い。

    <デメリット>

    ①全身麻酔のリスク

    健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。

    ②肥満傾向

    ホルモンのバランスの関係から未避妊のねこちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。

    現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。


    <手術の時期>

    初回発情前(生後67ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。

    <手術の流れ>

    ①手術予約

    避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。

    ②手術前日まで

    できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。

    術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。

    ③手術前日

    お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。

    ④手術当日

    朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。

    お昼の休診時間内に手術を行います。

    <退院>

    麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。

    時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。

    <抜糸>

    抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。

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    2010年09月25日(土) 投稿者 hagiwara | 予防, 生殖器疾患

  2. ねこちゃんの去勢手術について

    <メリット>

    ①おしっこをひっかける(マーキング)の軽減

    ②発情中の不適切な場所での排尿が少なくなることが多い。

    ③おしっこの臭いが減ることが多い。

    ④攻撃性・ケンカ・発情期のストレスの軽減

    <デメリット>

    ①全身麻酔のリスク

    健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。

    ②肥満傾向

    ホルモンのバランスの関係から未去勢のねこちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。

    現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。

    <手術の時期>

    生後67ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。

    <手術の流れ>

    ①手術予約

    去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。

    ②手術前日まで

    できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。

    術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。

    ③手術前日

    お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。

    ④手術当日

    朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。

    お昼の休診時間内に手術を行います。

    <退院>

    麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば当日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。

    時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。

    <抜糸>

    縫合しないので、抜糸の必要はありません。


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    2010年09月25日(土) 投稿者 hagiwara | 予防, 生殖器疾患

  3. わんちゃんの避妊手術について

    <メリット>

    ①卵巣・子宮疾患の予防

    手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。わんちゃんはねこちゃんよりも子宮の病気にかかりやすいです。

    ②乳腺腫瘍の予防

    生理(発情)を迎える数が少ないうちに避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。

    避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(犬)

    避妊手術の時期

    予防効果

    初回発情前

    95.5%

    1回発情後

    92%

    2回発情後

    74%

    2歳半以降

    0%

    ③発情出血がなくなる

    発情の際、陰部から出血がありますが、避妊手術によってそのわずらわしさがなくなります。

    ④発情後の偽妊娠による乳腺の腫れや巣作り行動などがなくなる。

    ⑤妊娠の心配がなくなる

    発情期に男の子に付けまわられることもなくなります。


    <デメリット>

    ①全身麻酔のリスク

    健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。

    ②肥満傾向

    ホルモンのバランスの関係から未避妊のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。

    *現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。

    <手術の時期>

    初回発情前(生後67ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。

    <手術の流れ>

    ①手術予約

    避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。

    ②手術前日まで

    できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。

    術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。

    ③手術前日

    お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。

    ④手術当日

    朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。

    お昼の休診時間内に手術を行います。

    <退院>

    麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。

    時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。

    <抜糸>

    抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。


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    2010年09月25日(土) 投稿者 hagiwara | 予防, 生殖器疾患

  4. わんちゃんの去勢手術について

    <メリット>

    ①前立腺肥大の予防

    中高齢の去勢手術をしていない男の子のわんちゃんは前立腺が肥大することが多く、それによって排便障害や排尿障害がおこることがあります。去勢手術は前立腺肥大には大変有用な予防法と考えられます。

    ②会陰ヘルニアの予防

    高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い病気です。筋肉が衰える事と、前立腺の肥大が同時に起こる事が大きな要因と考えられています。去勢しておけばほぼ防げる病気です。

    ③肛門周囲腺腫の予防

    肛門周囲腺腫とは、肛門の周囲に存在する皮脂腺である肛門周囲腺に発生する腫瘍です。この腫瘍は男性ホルモン(アンドロゲン)が関係しているといわれ、高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い腫瘍です。アンドロゲンは精巣から分泌されているので、肛門周囲腺腫は去勢することによって予防することができます。

    ④精巣腫瘍の予防

    手術によって精巣を摘出するため、精巣腫瘍を予防することができます。

    ⑤マウンティング・マーキング・攻撃性が軽減されることが多い。

    100%ではありません。個体差があります。


    <デメリット>

    ①全身麻酔のリスク

    健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。

    ②肥満傾向

    ホルモンのバランスの関係から未去勢のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。

    *現在の日本では去勢手術は推進する事が多いですが、最終的にメリット・デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。

    <手術の時期>

    生後67ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。

    <手術の流れ>

    ①手術予約

    去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。

    ②手術前日まで

    できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。

    術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。

    ③手術前日

    お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。

    ④手術当日

    朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。

    お昼の休診時間内に手術を行います。

    <退院>

    麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。

    時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。

    <抜糸>

    抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。

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    2010年09月25日(土) 投稿者 hagiwara | 予防, 生殖器疾患

  5. 術前検査(歯石除去・抜歯・子宮水腫)

    12歳のマルチーズの女の子が口を痛がるとの主訴で来院されました。

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    こちらが口の中になります。歯石が重度に沈着し,歯槽骨は溶け,歯根がみえかかっています。

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    次に,顎のレントゲン検査を行いました。正常の骨は白くうつりますが,下顎骨の一部が黒くなって溶けていました。骨を溶かすほど歯周病が重度であることがわかります。(歯周病の詳しい説明はこちらになります。)

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    よって,内科治療で治癒は困難であると判断し,飼い主様とご相談の結果,全身麻酔下で歯石除去と抜歯を行うことになりました。下顎骨が一部溶解している場合,少しでも力がかかると,最悪の場合骨折してしまうことがあるため,慎重に行わなければなりません。


    また,この子は12歳という高齢のため,全身麻酔をかける前に,血液検査・レントゲン検査,超音波検査,尿検査など,一通り検査をさせて頂きました。

    検査をする理由は主に全身状態を把握するためです。(麻酔に耐えられる状態か・他の病気(基礎疾患)がないか,などを調べます)

    検査の結果,いくつか問題点がみつかりました。

    まず,お腹の中の超音波検査を行ったところ,膀胱の頭側にしこりを発見しました。画面の右側は尾側,左側が頭側になります。超音波検査では液体は黒くうつります。画面右にある「Bladder」は尿が貯留している膀胱になります。画面左に「mass」と書いてあるのは液体を含んだmass(=マス,しこり)になります。正常なわんちゃんは膀胱の頭側にこのようなしこりは存在しません。

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    膀胱頭側の液体を含んだしこりは避妊手術をしていない女の子では子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫など)などが疑われます。飼い主様とご相談し,同時に試験開腹を行うことにしました。

    開腹すると,液体を含んだ子宮が存在しました。

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    子宮内にはこのような液体がたまっており,子宮水腫と診断しました。

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    閉腹後,歯石を除去し,ぐらついている歯を抜歯しました。合計7本になります。

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    その後,無事退院されました。

    もし,術前検査を行っていなければ,子宮水腫には気づかず,歯石除去と抜歯のみ行っていたと思います。一通りの術前検査を行い,早期発見・治療ができてよかったと思える例です。

    特にお腹の病気は外からみえないため早期発見がしづらく,気づいた時には手遅れだったというケースも存在します。また,病気に気づかず全身麻酔をかけた場合,思わぬ結果になる可能性も考えられます。他の病気がみつかった場合は優先順位をつけて治療を行います。


    このように,特に高齢のわんちゃん・ねこちゃんは術前検査で他の病気がみつかることが非常に多いです。よって,手術の前には,できる限り全身状態を把握するために,詳細な術前検査をお勧めしております。

    2010年08月14日(土) 投稿者 hagiwara | 外科, 歯科, 治療例, 生殖器疾患