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わんちゃんの避妊手術について
<メリット>
①卵巣・子宮疾患の予防
手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。わんちゃんはねこちゃんよりも子宮の病気にかかりやすいです。
②乳腺腫瘍の予防
生理(発情)を迎える数が少ないうちに避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。
避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(犬)
避妊手術の時期
予防効果
初回発情前
95.5%
1回発情後
92%
2回発情後
74%
2歳半以降
0%
③発情出血がなくなる
発情の際、陰部から出血がありますが、避妊手術によってそのわずらわしさがなくなります。
④発情後の偽妊娠による乳腺の腫れや巣作り行動などがなくなる。
⑤妊娠の心配がなくなる
発情期に男の子に付けまわられることもなくなります。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未避妊のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
*現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。
<手術の時期>
初回発情前(生後6~7ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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わんちゃんの去勢手術について
<メリット>
①前立腺肥大の予防
中高齢の去勢手術をしていない男の子のわんちゃんは前立腺が肥大することが多く、それによって排便障害や排尿障害がおこることがあります。去勢手術は前立腺肥大には大変有用な予防法と考えられます。
②会陰ヘルニアの予防
高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い病気です。筋肉が衰える事と、前立腺の肥大が同時に起こる事が大きな要因と考えられています。去勢しておけばほぼ防げる病気です。
③肛門周囲腺腫の予防
肛門周囲腺腫とは、肛門の周囲に存在する皮脂腺である肛門周囲腺に発生する腫瘍です。この腫瘍は男性ホルモン(アンドロゲン)が関係しているといわれ、高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い腫瘍です。アンドロゲンは精巣から分泌されているので、肛門周囲腺腫は去勢することによって予防することができます。
④精巣腫瘍の予防
手術によって精巣を摘出するため、精巣腫瘍を予防することができます。
⑤マウンティング・マーキング・攻撃性が軽減されることが多い。
*100%ではありません。個体差があります。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未去勢のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
*現在の日本では去勢手術は推進する事が多いですが、最終的にメリット・デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。
<手術の時期>
生後6~7ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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猫の結膜炎
9月15日は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「猫の眼科疾患」についての講義に参加してまいりました。今回は猫の結膜炎についてお話させて頂きます。
【猫の結膜炎】
猫の結膜炎はウィルス又は細菌などによる感染性結膜炎が多いといわれています。
<症状>
流涙,眼瞼痙攣,結膜浮腫,結膜充血,角膜潰瘍
(結膜浮腫がひどいと閉眼できずに角膜潰瘍になってしまうパターンが多いそうです)
<原因>
③クラミジア
④マイコプラズマなど
①と②は以前お話しさせて頂いたことのある猫のカゼの代表になるウィルスです。ワクチンを接種していても完全に防御できる訳ではありませんが、接種していれば感染しても軽い症状ですむ事が多いです。
ひどいくしゃみ,咳,鼻炎などカゼ症状をおこしている猫の目をみると,同時に結膜炎になっている事が多いです。特に①猫ヘルペスウィルス感染症は一旦よくなったようにみえてもウィルスが神経節に潜伏し,ストレスなどにより再度発症することがありますので,できるだけストレスのかからない環境で飼育して頂ければと思います。
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抜歯
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「抜歯」についての講義に参加してまいりました。今回は抜歯についてお話させて頂きます。
<抜歯>
遺残乳歯,進行した歯周病罹患歯,修復が不可能な歯,猫の口内炎などは抜歯の適応になります。
エレベーターで脱臼させ,鉗子で抜きます。
【エレベーター】大・中・小と3本揃えてあります。
【残根鉗子】
場所によっては歯肉を切除したり,歯を分割してから抜歯します。
歯周病ですでにぐらついている歯を抜く時はさほど苦労せずに抜けますが,ぐらついていない永久歯を抜く時はかなり大変な処置になることがあります。今回は抜歯のコツを教えて頂き勉強になりました。
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正面の看板を張り替えました
こんにちは。獣医師の萩原です。病院の備品(シャッター・看板・収納棚・横看板)などでお世話になっている私の先輩が今回は正面の看板を張り替えてくれました。
【今までの看板】
開業前,看板の色を何色にしようか院長と二人で悩んだのですが,私の好きなピンクにしました。ピンクは優しい色なのですが若干目立ちにくく,しかもなぜだか動物病院の字を小さくしてしまったため今回模様替えをすることにしました。
看板をはずします。
先輩がカッティングシートにロゴと病院名を張って持ってきてくれました。
看板にカッティングシートを貼る先輩。職人さんみたいです。
看板の枠にもシートを貼ります。
貼り終わりました。
裏面は以前の看板のままです。リバーシブルになっています。
看板をとりつける先輩と院長。院長は高所恐怖症ですが,頑張っていました。
だいぶ目立つようになりました。
当院は開業して約1年半たちますが「今までここに病院があるのに気づかなかった」とおっしゃるご近所の方がいらっしゃるため,なんとか目立つようにできないものかと悩んでいました。
今は嬉しくて毎日のように看板を眺めております。
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大学病院
本日は休診日だったので院長と一緒に私たちの母校である麻布大学にいってきました。休診日は日々疑問に思ったことを消化し,最新の情報を得るために大学病院の図書館で調べものをしたり勉強会に参加することが多いです。
麻布大学は相模原市にあり,車で1時間位かかります。大学には6年間通い(獣医大学は6年制なのです)今も週1日大学病院の研修医として通っています。
大学病院では腫瘍科,内科,循環器科,泌尿器科,整形外科,眼科,脳神経科,皮膚科などたくさんの科に分かれており,各々の科に専門の先生がいらっしゃいます。
一般病院では数年に1頭しか来院しないような珍しい病気は町の病院ではすぐに診断がつかないこともあります。そのような難治性疾患を抱えたわんちゃん・ねこちゃんは大学病院をご紹介するか,大学にデータを持参し診断・治療のアドバイスをいただいております。
本日は次の治療方針を決めかねている症例のデータを持参し大学の先生にアドバイスを頂いた後に,図書館で勉強してきました。
帰り途中にある焼肉屋で夕飯を食べて帰るのが私たちの恒例になっています。
【キャベツの千切り】
こんなに大盛りで,1皿100円になります。必ず1人1皿食べます。
【焼肉】
炭火で焼きます。おいしくいただきました。
勉強に焼肉と,有意義な1日でした。
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ハリー君とホームセンター
お昼休み,ジョイフル本田に病院の備品の買出しにいってきました。今日はアニマルスタッフのハリー君も一緒です。
わんちゃん専用のカートにのせました。
少し不安そうなハリー君。
わくわくしている感じもします。
エスカレーターに乗ると,また不安そうにしていました。
帰りのエスカレーターは少し慣れてくれました。
無事,ホームセンターデビューができました。
ジョイフル本田にはわんちゃんを連れた方が大勢いらっしゃっていました。ほとんどの子は嬉しそうにカートの外に乗り出したりしていました。ハリー君は極度の人見知りで,おまけに初めての場所が苦手なので,最初はカートの中で困ってくるくる回っていました・・・。でも少ししたら慣れてくれました!
徐々に外に連れて行って外の世界に慣れてもらえればと思っています。
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ハリーの今日のおやつ☆
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術前検査(歯石除去・抜歯・子宮水腫)
12歳のマルチーズの女の子が口を痛がるとの主訴で来院されました。
こちらが口の中になります。歯石が重度に沈着し,歯槽骨は溶け,歯根がみえかかっています。
次に,顎のレントゲン検査を行いました。正常の骨は白くうつりますが,下顎骨の一部が黒くなって溶けていました。骨を溶かすほど歯周病が重度であることがわかります。(歯周病の詳しい説明はこちらになります。)
よって,内科治療で治癒は困難であると判断し,飼い主様とご相談の結果,全身麻酔下で歯石除去と抜歯を行うことになりました。下顎骨が一部溶解している場合,少しでも力がかかると,最悪の場合骨折してしまうことがあるため,慎重に行わなければなりません。
また,この子は12歳という高齢のため,全身麻酔をかける前に,血液検査・レントゲン検査,超音波検査,尿検査など,一通り検査をさせて頂きました。
検査をする理由は主に全身状態を把握するためです。(麻酔に耐えられる状態か・他の病気(基礎疾患)がないか,などを調べます)
検査の結果,いくつか問題点がみつかりました。
まず,お腹の中の超音波検査を行ったところ,膀胱の頭側にしこりを発見しました。画面の右側は尾側,左側が頭側になります。超音波検査では液体は黒くうつります。画面右にある「Bladder」は尿が貯留している膀胱になります。画面左に「mass」と書いてあるのは液体を含んだmass(=マス,しこり)になります。正常なわんちゃんは膀胱の頭側にこのようなしこりは存在しません。
膀胱頭側の液体を含んだしこりは避妊手術をしていない女の子では子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫など)などが疑われます。飼い主様とご相談し,同時に試験開腹を行うことにしました。
開腹すると,液体を含んだ子宮が存在しました。
子宮内にはこのような液体がたまっており,子宮水腫と診断しました。
閉腹後,歯石を除去し,ぐらついている歯を抜歯しました。合計7本になります。
その後,無事退院されました。
もし,術前検査を行っていなければ,子宮水腫には気づかず,歯石除去と抜歯のみ行っていたと思います。一通りの術前検査を行い,早期発見・治療ができてよかったと思える例です。
特にお腹の病気は外からみえないため早期発見がしづらく,気づいた時には手遅れだったというケースも存在します。また,病気に気づかず全身麻酔をかけた場合,思わぬ結果になる可能性も考えられます。他の病気がみつかった場合は優先順位をつけて治療を行います。
このように,特に高齢のわんちゃん・ねこちゃんは術前検査で他の病気がみつかることが非常に多いです。よって,手術の前には,できる限り全身状態を把握するために,詳細な術前検査をお勧めしております。
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【猫ちゃんを探しています】
2010年8月2日未明に自宅からいなくなってしまったとのことです。
●特徴●
顔に刀傷のようなナナメ線が入っています。保護された方がいらっしゃいましたら、マミー動物病院(042-531-3912)までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
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横看板をつけました
こんにちは。獣医師の萩原です。病院の備品(シャッター・看板・収納棚などなど)を作ってくださり,いつもお世話になっている私の先輩が,横看板を作ってくれました。
ボードにカッティングシートを貼って,その上からコーティングのシートを貼ってくださいました。すごくしっかりできていて驚きました。
強力両面テープを,
看板の裏につけます。
院長がマンションの横壁につけました。
棒でたたいて,看板を壁に密着させています。
マンションの横にも看板をつけることができ,車道からもみえるようになりました。
先輩は何でも作ることができてすごいなと思います。今度は正面看板の模様替えをしてくださる予定で楽しみです。いつもありがとうございます。
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ハリーシャンプーしました☆
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ハリーとケーキpart2
次は、再び【*食*Part2】です。
かぼちゃケーキ(わんちゃん用)をいただいた次の日のお話です。
ケーキは2ついただいたので2日に分けてあげました♪
ケーキ(わんちゃん用)の周りに巻いてあったラップ?についてるクリームも
あげたら綺麗になめてました笑
『(只今マテの最中・・・食べたい)』
この後よし!!って言ったのになぜか食べない;
・・・あ~。ケーキ持ってあげないからだ!
お坊ちゃまなハリーくん^^;
『いただきまぁす!!』ここからはまたまた食べ続けるハリーをお楽しみ下さい笑

ハリーの大好きなクリーム♪

途中スプーン登場・・・坊ちゃんなので笑
『おいしおいし!!』

『おいし~♪〃』
何口かスプーンで食べてまた普通に食べてました。
黙々と食べ続け・・・

完 食!!
『ごちそうさまでしたぁあ☆!おいしかったです^^』
ちなみにハリーがいただいたケーキはどちらも【わんちゃん用】のケーキです♪
人が見てもとっても可愛くておいしそうでした ☆*゜今週も読んでいただきありがとうございました。
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ハリーとおもちゃ
続いては、ハリーの大好きな【遊】です☆
再びここから先はおもちゃで遊ぶハリーをお楽しみくださいm(_ _)m
1つ目のおもちゃは黄色いわんちゃん☆
(中に細いペットボトルが入っていてべコベコ音がします^^)


2つ目は小さいラグビーボールが4つつながったおもちゃです☆
(ピコピコ音がなります^^)

『新しいおもちゃですか!』4つ目は、フランスパン型のおもちゃ

待て・・・

よし!!


ハリーいろんなおもちゃでたくさん遊んでもらえて
とっても楽しそうでした^^1番のお気に入りは・・・

黄色いわんちゃんのおもちゃです☆



宙に浮くわんちゃん↑笑 -
ハリーとケーキpart1
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スケーリング(歯石除去)
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「予防歯科」についての講義に参加してまいりました。
前回の歯周病の講義の続きでした。今回は予防歯科の1つである「スケーリング(歯石除去)」についてお話させて頂きます。
<スケーリング(歯石除去)>
超音波スケーラーを用い、歯肉縁上・歯肉縁下の歯面からプラークと歯石を除去することです。
【当院で使用している超音波スケーラー】
スイッチをおすとチップの先端が震動し歯石を除去します。また先端からは水が霧のようにでて汚れを洗浄し、歯とチップの冷却を行っています。
<ポリッシング>
スケーリングを行った後の歯面は細かく不正な凹凸があるので、研磨剤をつけて歯の表面をツルツルに磨かなければなりません。これをポリッシングといいます。当院ではスケーリングの後には必ず行っております。行わないと歯面が粗いままになってしまいプラークや歯石が再付着しやすくなります。
【当院で使用している研磨剤】
無麻酔下で鉗子などで歯石をバキッと取るだけではその歯の表面にはまだプラークと歯石が粗く残って、歯石が再付着しやすく、歯周ポケット内の歯石までは完全に除去することはできません。歯周ポケット内の歯石をそのままにすると歯周病が悪化します。よって、全身麻酔下にて丁寧にスケーリングする必要があります。
全身麻酔を心配される方が多いですが、術前に各種検査を行い、基礎疾患がないか確認し、安全性が高い麻酔を用い、麻酔中は麻酔モニターで心拍数・呼吸数・血圧・酸素飽和度(spO2)・CO2・体温などを各種モニターしながら行っておりますので、昔に比べたら安全性は高くなってきています。
【当院の麻酔モニター】
「最近口臭がする」「歯石がついてきた」「歯肉が赤い」「食べる時痛そう」などの症状がみられた場合はすでに歯周病かもしれませんので、一度ご相談ください。(歯周病についての詳しい説明はこちらになります)
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骨肉腫
こんにちは。獣医師の萩原です。7月10日(土)11日(日)はお休みを頂き、日本獣医がん学会に参加してまいりました。がん学会は1年に2回、夏は神奈川、冬は大阪で開催され、できる限り参加するようにしています。今回のメインテーマは「骨腫瘍」でした。今回は骨腫瘍の中でも最も多い腫瘍である「骨肉腫」についてご説明させて頂きます。
【骨肉腫】
わんちゃんの骨肉腫は大型犬の前肢に多発し(後肢の約2倍)、橈骨遠位端と上腕骨近位端が2大好発部位とされています。
遠隔転移率が高く、断脚術のみでの術後生存期間中央値は4ヵ月、1年生存率は10%と極めて低いといわれています。
【わんちゃんの骨肉腫】
<発生率>
全腫瘍中2~7%(骨格腫瘍の85%)
<発生年齢>
2歳と7歳(二相性の発生ピーク)(18~24ヵ月齢→15%)
<好発犬種>
大型犬(体重10kg以下は5%未満)
<性差>
なし
<発生因子>
外傷性・遺伝性など
<好発部位>
体軸(25%)(下顎>上顎>脊椎>頭蓋骨>肋骨>他)
四肢(75%)骨幹端>骨幹
2/3が前肢→橈骨遠位・上腕骨近位に多い
1/3が後肢→大腿骨遠位・脛骨近位に多い
<発生状況>
局所侵襲性が強い
リンパ節浸潤はまれ
遠隔転移性が強い
90%以上が初診時に微細転移巣があるといわれている。
関節を超えることまれ
<予後>
断脚術のみ→中央生存期間110日(4ヵ月)・1年生存率10%
断脚術+抗がん剤→中央生存期間6ヵ月~1年・1年生存率50%
【猫ちゃんの骨肉腫】
<発生率>
非常にまれ
<好発年齢>
10.2歳
<発生部位>
前肢<後肢(前肢の2倍)
体軸骨<長骨(体軸の2倍)
<発生状況>
80~90%が悪性腫瘍
犬より低侵襲性・低転移性
<予後>
断脚のみで中央生存期間2年
<性差>
なし
四肢の骨肉腫に対する断脚手術は根治目的以外に残された期間の生命の質を改善する対症治療としての意義も高く、骨肉腫の患肢を放置した場合には、腫瘍による自潰・腫脹・疼痛など飼い主様が見ていられない状態に陥ることが少なくありません。
足を取ってしまうのは残酷なようにみえるかもしれませんが、腫瘍の足を残すことによって自潰、疼痛がひどくなり、苦しむことになるので、わんちゃんにとっては足がない方が快適に過ごせます。私自身、骨肉腫で断脚した子を何例もみていますが、3本足でも上手に歩けるようになることがほとんどです。
骨肉腫の臨床症状は患肢跛行・患部の熱感・急速な患部腫脹・硬固な腫瘤・激しい疼痛などになります。このような症状がみられた場合はお早めにご相談ください。
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マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)
6月30日(水)の休診日は「マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)」についての勉強会に参加してまいりました。マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)は梅雨時に多い皮膚病の1つです。
【マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)】
*マラセチアとは*
マラセチアは真菌(カビ)の一種で、全てのわんちゃんの皮膚に住んでいる「常在菌」です。健康な皮膚では問題になることはありませんが、何らかの理由で皮脂の分泌が増えすぎたり(脂漏)、アトピーや他の皮膚炎などで皮膚の抵抗力が落ちると異常増殖し、皮膚炎を悪化させます。マラセチアは皮脂分を好み、皮脂のたまりやすいわきの下、内股、指の間、耳、お腹、下あご、肛門の周りなどで増殖して炎症・痒みを発症します。(よってマラセチア性皮膚炎は脂漏性皮膚炎ともよばれています)スタフィロコッカス(ブドウ球菌)という細菌がマラセチア性皮膚炎を悪化させる要因の1つとも考えられています。
*症状*
強い赤み、痒みが特徴で、ベタベタしたり、独特の臭いがする脂っぽいフケを伴います。慢性化すると皮膚が黒ずんだり(色素沈着)、表面にコケが生えたようになったり(苔癬化)、毛が抜けたりする場合があります。
*好発犬種*
シーズー・ダックスフンド・プードル・マルチーズ・チワワ・コーギー・ポメラニアン・パグ・フレンチブルドック・ビーグル・ゴールデンレトリーバー・キャバリア・柴犬など
*治療*
異常増殖したマラセチアは放っておくと、皮脂分を栄養にしてさらに増え続け皮膚炎が悪化します。治療は①抗真菌剤の投与(内服薬)と②外用療法(主にシャンプー)で、増えすぎたマラセチア菌を減らし、過剰に分泌された皮脂分を取り除きます。
【実際の症例】
ミニチュア・ダックスフンド・9歳・避妊メス
この子は典型的なマラセチア性皮膚炎のわんちゃんです。「皮膚の痒み・脱毛・発赤・べたつき・フケ」を主訴に来院されました。皮膚検査にて全身性にマラセチアが増殖しているのが判明したため「マラセチア性皮膚炎」と診断しました。抗真菌剤の投与とシャンプー療法を行ったところ、皮膚炎は落ち着きました。
【マラセチア性皮膚炎シャンプー:マラセブシャンプー】
マラセブシャンプーはマラセチア性皮膚炎に非常に効果のあるシャンプーなのですが、つい最近まで日本で販売しておらず、海外でしか購入できませんでした。よって獣医師は海外から輸入したり、ヒト用のマラセチア用のシャンプーを使用していました。
マラセブシャンプーにはマラセチアを殺す作用がある「ミコナゾール硝酸塩」とスタフィロコッカス(ブドウ球菌)を殺す作用がある「クロルヘキシジングルコン酸塩」を含有しており、皮膚の上で増えすぎた菌を減らします。また洗浄成分を配合しているので余分な皮脂分や汚れを洗い流します。
マラセブシャンプーはお薬を含有していますので、10分間皮膚につけた状態で保つことが重要です。10分間何もしないで待つのは大変ですが、症状の重いところから洗いはじめればあっという間に10分たつと思います。
*使用量*:以下のようになります。
体重
1回当たりの投与量
1.5~3kg未満
5~10ml
3~5kg未満
10~15ml
5~10kg未満
15~25ml
10~15kg未満
25~30ml
15~20kg未満
30~40ml
20~30kg未満
40~50ml
30~40kg未満
50~60ml
40~50kg未満
60~70ml
手のひらに500円玉1枚分のシャンプーをたらすと約1mlになるそうです。いちいち量るのは大変なので、これをもとに計算すると楽ですね。
マラセブシャンプーの説明はこちらになります。
マラセブシャンプーの宣伝みたいになってしまいましたが、このシャンプーが日本で発売されるのを待ち望んでいましたので大変ありがたいと思っています。今後、マラセチア性皮膚炎で困っている子にお勧めしたいと思っています。
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湿潤療法(うるおい療法)
昨日は診察終了後、「湿潤療法(うるおい療法)」に関するセミナーに参加してまいりました。講師は人間のお医者様で、その分野に関しては有名な先生です。(先生のホームページはこちらになります)聴講者の大半が医師でしたが、当院でもケガをしたわんちゃん・ねこちゃんが多く来院されますので何か参考になることがあればと思い、院長と一緒に参加してきました。
以前にも「湿潤療法」についてお話ししたことがありますが、湿潤環境下では肉芽の増生が非常に早いため、最近では創傷治療には湿潤環境が適していることがわかってきました。
少し前までは創面にはガーゼをあて乾燥させるのが一般的な治療法でしたが、現在ではガーゼを張って剥がすと傷が深くなり余計悪化させてしまうため、傷口にはガーゼをあててはいけないといわれています。昔は「傷は乾かして治す」のが一般的でしたが、今では「傷は乾かすと治りにくい」のが一般的になっているのです。
今回はガーゼに変わって新しく開発された創傷被覆材(創面にあてるもの)についての説明もありました。
創傷被覆材は、「①創面に固着しないこと ②創面を乾かさないこと ③ある程度、吸水力があること」が重要であるといわれています。様々な会社から様々な創傷被覆材が販売されています。しかし、創傷被覆材は毎日交換することが多いため、あまり高価なものは使用しにくいのが現実です。簡単にできる創傷被覆材として、紙おむつや母乳パッドに穴あきポリ袋をつける方法があります。これは安価で創面にも固着せず使いやすいです。
私も幼い時にストーブの上に座ってしまい、太ももに大やけどをしてしまったことがあります。その頃は「やけどは消毒してガーゼをあてる」のが一般的な治療法だったので、毎日のようにお医者さんに通い、ガーゼ交換をしてもらっていました。ガーゼを創面にあてると乾燥するので、剥がす時に痂皮などがとれて血がでてしまい、随分痛くて辛い思いをしました。また、治癒までかなり時間がかかりました。その頃、もう少し医療が進歩していたら痛い思いをせず、もっと早く治っていたのにと思います。
ケガで来院されたわんちゃん・ねこちゃんに対してはできるだけ痛みを与えることなく、できるだけ早く治してあげることができるように、日々、創傷治療についての勉強を続けていこうと思っています。





















































































































