こんにちは、看護師の石黒です。
先月、院内セミナーをおこないました。
業者の方にお越し頂き、ノミ・マダニ対策について
お話していただきました。
ノミは約6000万年の歴史があり、約3000種類の
ノミの95%は哺乳類に寄生します。
ノミは雌雄とも交尾前に吸血する必要があり、
卵は約3~4日でう化します。幼虫は成虫の糞を食べて
成長し、成長には比較的高い湿度が必要になります。
幼虫は糸を吐いて繭を作り、サナギになります。
サナギの期間は約10日間になりますが、
う化に適切な環境でない場合は最長で約1年間
生存することがあるようです。
サナギからう化するとすぐに宿主を探し寄生をし、
寄生から48時間以内に交尾をして産卵します。
1日に10~20個の卵を産みます。
ノミ1匹あたり1日の吸血量はノミの体重の15倍にもなります。
ですから特に仔犬や子猫に大量に寄生すると貧血を
起こすことがあります。その他、強い痒みや
ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫の媒介を起こすことがあります。
マダニは雄より雌のほうが吸血量が多く、
吸血後の雌マダニの体重は吸血前の100倍以上にもなります。
草むらや山林に生息し、動物との接触の機会を
待っています。マダニに吸血された場合は
無理やり引っ張ると顎体部だけが残ってしまうことがあるので
駆除薬を使用することが望ましいです。
院内セミナーを受けるのは私は初めてでした。
分かりやすく説明していただき、
改めて得た知識もありました。 勉強って大事ですね♪
院内セミナーをおこないました。
2014年12月05日(金)10:24 投稿者 ishiguro | できごと, 予防, 勉強会, 立川市マミー動物病院ブログ
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