成熟卵を経口摂取することによって感染します。犬の盲腸粘膜に寄生し、吸血します。この虫卵は強く、環境中で数年間生存します。
軽度感染では間欠性下痢、少量の粘液血便がでます。重度感染では慢性下痢、血便、栄養低下、被毛粗剛、貧血、脱水などの症状がでます。
診断は糞便検査になります。
治療は駆虫薬の投与になりますが、この虫卵は強く、環境中で数年間生存するため、土壌汚染によって集団感染がみられることもあります。
*犬鞭虫のライフサイクル*
犬鞭虫も人獣共通感染症で、成熟卵を誤って経口投与すると感染し、腸管で成虫になります。
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