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わんちゃんの避妊手術について

わんちゃんの避妊手術について

投稿者 hagiwara | 予防, 生殖器疾患

<メリット>

①卵巣・子宮疾患の予防

手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。わんちゃんはねこちゃんよりも子宮の病気にかかりやすいです。

②乳腺腫瘍の予防

生理(発情)を迎える数が少ないうちに避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。

避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(犬)

避妊手術の時期

予防効果

初回発情前

95.5%

1回発情後

92%

2回発情後

74%

2歳半以降

0%

③発情出血がなくなる

発情の際、陰部から出血がありますが、避妊手術によってそのわずらわしさがなくなります。

④発情後の偽妊娠による乳腺の腫れや巣作り行動などがなくなる。

⑤妊娠の心配がなくなる

発情期に男の子に付けまわられることもなくなります。


<デメリット>

①全身麻酔のリスク

健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。

②肥満傾向

ホルモンのバランスの関係から未避妊のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。

*現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。

<手術の時期>

初回発情前(生後67ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。

<手術の流れ>

①手術予約

避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。

②手術前日まで

できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。

術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。

③手術前日

お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。

④手術当日

朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。

お昼の休診時間内に手術を行います。

<退院>

麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。

時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。

<抜糸>

抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。


p10201861

お問い合わせ:TEL 042-531-3912

■東京都立川市のマミー動物病院/対応エリア

<東京都> 立川市、武蔵村山市、昭島市、福生市、瑞穂町

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