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重症筋無力症

重症筋無力症

投稿者 hagiwara | いただき物, 勉強会, 脳・神経科

先日は日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの神経病についての講義を受けました。
今回は神経病の1つである重症筋無力症についてお話し致します。
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【重症筋無力症】
重症筋無力症とは筋肉の脱力を主徴とする疾患です。犬での発生はあまり頻繁ではありませんが、猫ではさらにまれな病気だといわれています。動物では先天性、後天性、さらに後天性を劇症型、全身型、局所型の3型に分類するのが一般的です。
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【病型分類と主な症状】

型別

侵される部位

症状

局所型

眼筋や顔面周囲の筋肉

角膜反射の減退・消失

咽頭筋の麻痺

嚥下困難

食道筋の運動不全

吐出

全身型

四肢の筋肉(特に後駆)

易疲労性

起立位での振戦

全身の横紋筋の麻痺

巨大食道、その他

劇症型

急速な呼吸筋の麻痺

呼吸困難

誤嚥性肺炎

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治療は臭化ピリドスチグミンの投与になります。また、誤嚥性肺炎がある場合はその治療も必要になります。

お問い合わせ:TEL 042-531-3912

■東京都立川市のマミー動物病院/対応エリア

<東京都> 立川市、武蔵村山市、昭島市、福生市、瑞穂町

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