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てんかんの治療薬

てんかんの治療薬

投稿者 hagiwara | 勉強会, 脳・神経科

先日はてんかんのセミナーに行ってまいりました。今回はてんかんの治療薬についてご説明致します。
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【てんかんの治療薬(抗けいれん薬)】
①フェノバール
犬における第一選択薬の1つ。
副作用:鎮静・運動失調・多飲多尿・食欲亢進・体重増加・肝不全(まれ)・骨髄抑制など

②臭化カリウム
併用または単剤で有効。猫では禁忌。
副作用:鎮静・後肢硬直・運動失調・嘔吐・多飲多尿・食欲亢進・体重増加など
胃腸障害を防ぐために食事と一緒に与えるとよいかもしれない。
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③ゾニサミド
日本で開発された比較的新しい抗てんかん薬。第一選択薬の1つ。
単剤で良好に作用。
副作用:ほとんどない

④ガバペンチン
2006年に日本で認可された比較的新しい抗てんかん薬。
13回以上の投与が必要。
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⑤フェルバメート
犬では非常に有効性が高い。鎮静作用はない。
可能性のある副作用:肝障害・血液疾患

⑥レベチラセタム
新しい抗てんかん薬。13回投与。
副作用:なし たまに鎮静作用がでる

⑦プレガバリン
強力な抗けいれん薬・鎮痛薬・抗不安薬。
比較的鎮静効果なし
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昔はてんかんの治療薬の種類はもっと少なかったのですが、現在は副作用の少ない新薬が開発されてきています。今回は特に新薬についてのお話しを聴くことができて勉強になりました。

お問い合わせ:TEL 042-531-3912

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