6月14日(日)はアトピー性皮膚炎とその治療法である減感作療法の勉強会に参加してまいりました。
本日は減感作療法についてご説明いたします。
【減感作療法とは?】
アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定し、アレルゲンを少しずつ量を増やしながら何回か投与することで、体を徐々にアレルゲンに対して慣れさせ、最終的に拒絶反応を起こさない体質に変えていく治療法です。
減感作療法はアトピー性皮膚炎を根治できることもあるため、大変良い治療法なのですが、頻繁に注射しなければならないため治療しにくいのが欠点でした。
そこで、去年、新しい減感作療法薬「アレルミューン」が日本で販売されました。
アレルミューンは犬アトピー性皮膚炎の主なアレルゲンの1つのハウスダストマイト(チリダニ)に含まれるタンパク質を、週1回ずつ徐々に用量を増やしながら5~6回注射することで症状を改善させる減感作療法薬です。
今までの薬と違い、週1回、5~6回の注射ですむため、大変治療しやすくなりました。
当院でも治療を開始しており、アトピー性皮膚炎をうまくコントロールできるようになった子がいます。
アトピー性皮膚炎でお困りの方はご相談頂ければと思います。
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