【肥満細胞腫】
犬・猫ともによくみられる悪性腫瘍で、細胞内から放出される顆粒内物質によって局所の炎症、消化管潰瘍、血液凝固障害、手術創の治癒遅延、術後肺水腫などをおこすことがあります。
【犬の肥満細胞腫】
*発生頻度:皮膚腫瘍の約11%を占めているといわれています。
*好発犬種:ボクサー・ボストンテリア・パグ・ラブラドール・レトリーバーなど
*好発部位:皮膚約90%(体幹50%・四肢40%)・内臓約10%
*発生型:孤立性90% 多発性10%
【猫の肥満細胞腫】
*発生頻度:皮膚腫瘍の約20%を占めるといわれています。
*発生部位:内臓型50%(脾臓・腸など)・皮膚型
*頭部に多く、次に体幹と四肢に多い
【治療】
外科療法・放射線療法・化学療法・分子標的薬・H1・2ブロッカー・ステロイドなど
今回は特に今注目されつつある「分子標的薬」について詳しくお話しを聴くことができ、非常に勉強になりました。
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