先日はハイパージョイントセミナーの胸腔疾患についてのセミナーに行ってきました。本日は肺腫瘍についてお話し致します。
【犬の肺腫瘍】
*全腫瘍中約1% 平均年齢10歳
*短頭種・都会・喫煙家庭犬に多発傾向
*組織学的種類:腺癌・扁平上皮癌など
*転移性:リンパ節転移12%
*予後
腺癌(11ヵ月)vs 扁平上皮癌(8ヵ月)
大きさ 100cm3以下(20ヵ月)vs 100cm3以上(8ヵ月)
リンパ節転移 なし(345日)vs あり(60日)
*臨床症状
診断時25~30%は無症状
咳(52%)・呼吸困難(24%)・無気力(18%)・体重減少(12%)
発熱(6.4%)・呼吸速拍(5%)
肺腫瘍は診断時に25~30%の症例で無症状なので、早期発見のために定期的に胸部X線検査をされることをお勧め致します。
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