口腔内にできた腫瘍は早期発見・早期治療ができれば根治できることがありますが、発見が遅れがちです。気づいた時には手術不適応になってしまっているケースも少なくありません。
【わんちゃんの口腔内腫瘍】
良性は約40%、悪性は約60%といわれています。
*良性腫瘍
エプリス・乳頭腫・骨腫など
*悪性腫瘍
①メラノーマ(悪性黒色腫):約50%
②扁平上皮癌:約30%
③線維肉腫 など
この3つの腫瘍は「犬の3大口腔内悪性腫瘍」といわれ、特徴は以下のようになります。
|
メラノーマ |
扁平上皮癌 |
線維肉腫 |
周囲浸潤 |
+++ |
++ |
+ |
骨浸潤 |
+ |
++ |
++ |
リンパ節転移 |
+++ |
+ |
± |
遠隔転移 |
+++ |
± |
± |
【ねこちゃんの口腔内腫瘍】
良性は約20%、悪性は約80%といわれています。
*良性腫瘍
エプリスなど
*悪性腫瘍
扁平上皮癌:約50%
小さい時から口の中をあけても嫌がらないよう慣れさせ、歯磨きなどによって定期的に口の中を観察し、おできがないか確認してあげることが大切です。
【口の中を観察されているハリー君】
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