9月29日は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「消化管・膵臓の超音波診断」についての講義に参加してまいりました。
以前も消化管(胃・腸)・膵臓の超音波検査についてお話させて頂いた事がありますが、嘔吐・下痢などの消化器疾患の診断では画像診断が非常に重要になります。
私も以前は「消化管はガスを多量に含んでいるため、超音波でみてもよくわからない」という先入観がありましたが、絶食をしてもらい、性能の良い超音波診断装置を用いることによって、X線や内視鏡検査では得られない消化管壁の厚さや消化管の運動性、他臓器の異常などを確認できるようになりました。
【当院の超音波診断装置】
第1診察室にあります。検査前にお腹の毛を悌毛することをお勧めしております。(お腹の中の臓器が断然みやすくなります)
嘔吐や下痢などの消化器症状が続くわんちゃん・ねこちゃんは、超音波検査を受けることをお勧めしております。
最近寒くなってきましたが、ハリー君は今日も快便です。
私はストレス・食べ過ぎですぐにお腹をこわすので、ハリー君がうらやましいです。
コメント:0