3月6日(日)は診察を10時までにさせて頂いて、院長と心臓の超音波研修に行ってまいりました。この研修は10月~3月にかけ毎月1回、合計6回開催され、今回は6回目つまり最後の研修でした。今回は先天性心疾患についての研修でした。
若いわんちゃん・ねこちゃんで特に強い心雑音を聴取した時には先天性心疾患を疑います。(弱い心雑音は正常なわんちゃん・ねこちゃんにもみられることもあります)
<犬でみられる先天性心疾患>
①動脈管開存症
②心室中隔欠損症
③肺動脈狭窄症
④大動脈狭窄症
⑤心房中隔欠損症
⑥ファロー四徴症
<猫でみられる先天性心疾患>
①左室形成異常
②大動脈狭窄症
③心室中隔欠損症
④心房中隔欠損症
⑤ファロー四徴症
上記の先天性心疾患における超音波検査(エコー)での診断方法を勉強してきました。
先天性心疾患はわんちゃん・ねこちゃんともにそんなに多い病気ではないですが、もし来院された時には診断できなければいけないなと思いました。
10月~3月にかけ、毎月1回、日曜日に診察時間を短縮させて頂き、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。今回の研修は実際にわんちゃん・ねこちゃんに自分でエコーをあてて行う実習形式だったので、より実践的で勉強になりました。
今回の実習で得た知識を生かして、これからも心エコー検査をより積極的に行っていこうと思っております。
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