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僧帽弁閉鎖不全症(ISACHC分類(心不全の機能分類))

僧帽弁閉鎖不全症(ISACHC分類(心不全の機能分類))

投稿者 hagiwara | 勉強会, 循環器疾患

10月4日(日)、午前診療終了後、新宿で開催された日本獣医生命科学大学の竹村先生の心臓病の勉強会に行ってまいりました。

僧帽弁閉鎖不全症の病態・診断・管理についての講義です。この心臓病は主に中・高齢の小型犬に多いといわれています。当院においても開業してからの半年間に、僧帽弁閉鎖不全症と診断し、治療をしているわんちゃんが数頭おり、新しい知識を得てよりよい診断・治療が行えればと思い、参加しました。

まず、心不全症例は重症度に応じ以下のように分類されます。
【ISACHC:心不全の機能分類】
Ⅰ. 無症状
Ⅰa:心疾患の所見あり。心拡大なし。
Ⅰb:心疾患の所見あり。心拡大あり。
Ⅱ. 軽度~中程度の心不全
安静時・軽い運動で心不全症状が出現。QOLを障害。
Ⅲ. 進行した心不全(重症心不全)
Ⅲa:自宅療法が可能
Ⅲb:入院が推奨(心源性ショック・生命を脅かす浮腫・大量の胸水、難治性腹水)

これらの病期に応じ、薬を処方します。この日の講義にでてきたお薬はなんと12種類!病期が進むにつれ、2種類、3種類・・・というようにお薬を併用していくわけです。
最近、咳をするようになった、呼吸が速くなった、疲れやすくなった、突然倒れるようになった・・・などの症状がみられましたら、心臓病かもしれませんので、お早めに御来院下さい。

お問い合わせ:TEL 042-531-3912

■東京都立川市のマミー動物病院/対応エリア

<東京都> 立川市、武蔵村山市、昭島市、福生市、瑞穂町

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