4月11日(日)は消化器疾患についての講義に参加してまいりました。
下痢・嘔吐などの消化器疾患は、わんちゃん・ねこちゃんともに多い病気の1つになります。今回は急性嘔吐についてお話しさせて頂きます。
急性嘔吐は不適切な食事や異物摂取など原因が特定できることもありますが、一般的な検査で原因が特定できないことも非常に多いです。原因が特定できない急性嘔吐の場合には、まずは対症療法を行うことになります。急性嘔吐の対症療法としては12~24時間の絶食、水分および電解質の補充、制吐薬や消化管運動機能改善薬の投与などを考慮します。
急性胃炎のきっかけとしては個人的には季節の変わり目やいつもと違うフードの給餌、ストレスがかかるような出来事がある時に多いと感じています。嘔吐とともに下痢をおこす子もいます。突然の嘔吐で動揺してしまう飼い主さんも多いですが、その際はお早めにご連絡ください。また、診断の助けとなりますので来院時には吐いた物と便(下痢の時)を御持参いただければと思います。
コメント:0