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乳歯遺残

乳歯遺残

投稿者 hagiwara | 勉強会, 歯科

1020日(水)は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの歯科セミナーに参加してまいりました。今回は「乳歯遺残」についてお話させて頂きます。


まず、乳歯と永久歯が生えてくる時期は以下の表のようになります。

乳歯

永久歯

子犬

子猫

切歯

34

23

34ヵ月

34ヵ月

犬歯

3

34

46ヵ月

45ヵ月

前臼歯

412

36

46ヵ月

46ヵ月

後臼歯

57ヵ月

45ヵ月

「乳歯遺残」とは永久歯との交代の時期を過ぎても、乳歯が歯列内に残留することです。乳歯が残存すると永久歯の萌出が遅れたり、不整咬合の原因となります。また歯垢や歯石が付着しやすくなり歯周病の原因にもなります。


よって、自然に抜ける様子がなければ抜歯を行う必要があります。すべての永久歯は67ヵ月齢までには萌出が完了し、この時点で乳歯があれば自然に抜ける可能性は少ないです。また、7ヵ月齢に満たない場合でも、永久歯の萌出が始まったにも関わらず乳歯が動揺しなければ抜歯を行った方がよいといわれています。


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ゴンちゃんも若い頃、乳歯(犬歯)が抜けなかったため抜歯しました。

お問い合わせ:TEL 042-531-3912

■東京都立川市のマミー動物病院/対応エリア

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