日常のケア 記事一覧
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歯の本数
こんにちは、看護師の石黒です。
今回はわんちゃん・ねこちゃんの歯の本数に
ついてお伝えしたいと思います。
仔犬さん・仔猫さんの子育てをしたことがある方は
ご存知かと思いますが、人間と同じく乳歯と永久歯があります。
【犬の歯の本数】
乳歯・・・28本
永久歯・・・42本【猫の歯の本数】
乳歯・・・26本
永久歯・・・30本あの小さい口の中にそんなに歯があるとは驚きです!
人間はというと永久歯の場合、親知らずを含めて
32本あるそうです。わんちゃんのほうが多いんですね。
これだけの歯があるのですから
なかなか歯磨きは難しいものですね。
動物用のおいしい歯磨き粉もありますので
毎日コツコツ慣らしていきましょう♪2016年06月25日(土) 投稿者 ishiguro | 日常のケア, 歯科, 立川市マミー動物病院ブログ
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ノミの見つけ方
こんにちは、看護師の石黒です。
今回はおうちのわんちゃん・ねこちゃんが
ノミに寄生されていないかの確認方法をご紹介します♪
ノミは大変小さく、動きがすばやい為、
被毛に覆われているわんちゃん・ねこちゃんでは
見つけることが困難です。
その為、ノミの糞を見つけることでノミに寄生されて
いないかを判断します。【ステップ1】クシですく
目の細かいクシで丁寧に全身の被毛をときます。
【ステップ2】黒い粒を見つける
クシに大変小さな黒い粒がついていたら濡れた
ティッシュの上に粒をおきます。
(↑実際はもっと小さな黒い粒です。)【ステップ3】ティッシュで粒をこする
濡れテッシュで黒い粒をこするようにしてつぶして
みてください。ティッシュが赤茶色に染まったら
それはノミの糞であること間違いなし!
すぐに駆虫しましょう。
うっかり脱走してしまったねこちゃんや
草むらが大好きなわんちゃんによくノミが寄生しています。
皆様もぜひ確認してみてくださいね★2016年02月23日(火) 投稿者 ishiguro | できごと, 予防, 日常のケア, 立川市マミー動物病院ブログ
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わんちゃん・ねこちゃんの耳掃除方法
こんにちは、看護師の石黒です。
今回は当院でおこなっている耳掃除の方法を
ご紹介します。耳専用洗浄液を耳の中に入れて洗いますので
大変ワンちゃん・ネコちゃんは嫌がります。
二人一組でおこなってください。《動物をおさえる人》
片手は顔をおさえます。もう片方の手は前足を持って、
腕で動物の脇腹をおさえます。
②耳の付け根をやさしく揉んで、汚れを浮かび上がらせます。
揉むことで洗浄液がシェイクされ、汚れが浮かび上がります。
③手を離して、耳を振ってもらいます。
遠心力で汚れが外へ出てきます。人間のように綿棒を使って掃除をしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
汚れを押し込んでしまったり、耳の中を傷つけてしまうことがあるので
このような液体での掃除法をお勧めしています♪
当院のアイドルのハリー君も耳掃除は嫌いですが、
写真撮影のために頑張ってくれました~★2015年12月17日(木) 投稿者 ishiguro | ハリー君日記, 日常のケア, 立川市マミー動物病院ブログ
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『爪きり』について
こんにちは、看護師の志村です。
今回は『爪きり』について書きたいと思います。
皆さんはお家のわんちゃんや、ねこちゃんのお爪は
どのようにお手入れされていますか?今回は安全に爪きりを行うためのポイントを
お伝えしたいと思います。*爪きりの種類
ペットショップに行くと様々な種類の爪きりが販売されていますよね。
はさみタイプやギロチンタイプなどがありますが当院では
ギロチンタイプをおすすめしています。
はさみタイプ
ギロチンタイプギロチンタイプは安定感があり、少しずつ爪きりを
する場合にもとても使いやすいです!*爪きりのポイント
図のように爪は血管(赤)が走り、その周りを
コーティングするように神経(青)が通っています。神経(青)を切ってしまうと痛いので、神経(青)から
1.5mmほど下を切るようにします。一度に短くしようとはせず、爪の断面や血管を
確認しながら少しずつ切りましょう。☆黒いお爪の子は血管が見えにくいと思います。
その場合は断面を確認します。
切りはじめは断面が粉状にパサパサとしていますが、
切っていくとだんだんしっとりしてきます。
しっとしてきた=神経が近いのでそこでストップしましょう。こちらをぜひ参考にしていただき皆さんも爪きりに
チャレンジしてみませんか??※難しい場合は無理せずトリミングサロンや
動物病院で切ってもらいましょう。2015年10月27日(火) 投稿者 shimura | できごと, 日常のケア, 立川市マミー動物病院ブログ
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マミー通信夏号のテーマは・・・!?
こんにちは、看護師の石黒です。
外は雨が降っていますね。じめじめします・・・!
さて、6月に入りましてマミー通信夏号が完成しました。
今回のテーマは『外耳炎』です。
外耳炎のサインや、耳のお掃除方法などを載せています。
受付に置いてありますので、ご自由にお持ち帰りください。
今回も表紙はハリー君です♪2013年06月13日(木) 投稿者 ishiguro | お知らせ, ハリー君日記, 日常のケア, 立川市マミー動物病院ブログ
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シェットランドシープドックのグルーミング
こんにちは。夏になってから一度も実家のクーラーを
使ったことのない看護師の石黒です。
私は専門学校時代、犬猫のグルーミングを学んでいたので
今回は少しばかりハリー君のグルーミングについてお話したいと思います。
まずシャンプーをする前にブラッシングをする必要があります。
ハリー君はシェットランドシープドックという犬種で、
この犬種は毛が上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の
2種類からなっています。
この毛質の犬はこまめにブラッシングをしてあげないと
下毛がもつれてグルーミングがとても大変になります。
この毛質の犬は他に、ポメラニアンや柴犬などがいます。
次にシャンプーをします。こちらのハリー君は1回目のシャンプー中です。
あまり泡が立っていないのがわかるかと思います。
汚れていると泡が立ちませんので、この場合は二度洗いをします。
こちらは2回目のシャンプー中です。先ほどより泡が立っているのがわかるかと思います。
ちなみに汚れやすい部位は、口周り、耳、足先、肛門周りなどです。
ハリー君はいつも耳が油っぽいのでよ~く洗います。
すすぎはしっかりおこないます。
しっかりと汚れが落ちていると、流した時に毛が水をはじきます。
タオルドライした後はドライヤーで乾かしていきます。
温風を使う場合は人間が感じる以上に犬は暑く感じていますので
冷房をかけて部屋を涼しくします。
ドライヤーをあてて、毛が放射線状になびきますので、
そこにブラシをいれることによってキレイに乾きます。
また、しっかりシャンプーで汚れが落ちていると乾きがとても早いです。
シャンプーはとても大事な作業になります。
ブローが終わったらカットします。通常、シェットランドシープドックは
カットをしませんが、ハリー君は生活しやすいようにカットをしています。
肛門周りやお腹は排泄物で汚れやすいのでバリカンで短く刈り、
お尻や肢、前胸などはバランスを見ながらハサミでカットしていきます。
最後に、今回はリボンをつけて終了です♫
犬の耳は、垂れ耳と立ち耳に分かれますが(たまに半折れ耳もいますが!)
立ち耳のハリー君は1つリボンをつけます。垂れ耳の子は両耳につけることが多いです。
夏っぽく、いつもより毛が短くなったハリー君です。
グルーミングは奥が深く、トリマーさんはすごいなぁと感じる今日このごろです。
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ハリー君のヒゲカット♪
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シャンプーの方法
先日は皮膚病の外用療法についてのセミナーに行ってきました。
今回は外用療法の1つであるシャンプーの方法についてご説明致します。
【シャンプーの方法】
①30℃以下の水で肌をよくぬらします。(約5分間)
特に長毛種、下毛や抜け毛の豊富な犬種では、シャンプー前に毛刈りをすると非常に効果的な場合があります。
皮膚の上に直接シャンプーをつけて泡だてるより、大型スポンジなどで事前に泡立てて使用した方が刺激が少なく経済的だそうです。
薬用シャンプーは症状の目立つところから開始すると、より長く肌に薬用成分を付着させることができます。
皮膚病の子はシャンプーを併用すると飲み薬の量を減らせる場合がありうまくコントロールできることがあります。飲み薬と違いほとんど副作用がないため、良い治療法だと思います。
現在、わんちゃん用のシャンプーは多数販売されており、皮膚の状態によってシャンプーを使い分けています。皮膚病でお悩みの方はまずはご相談頂ければと思います。
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ハリー君の歯磨き(^皿^)
こんにちは。休みの日は寝てばかりいる看護師の石黒です。
最近、ハリー君の歯磨きを始めました。
歯磨きが嫌いになって欲しくないので少しずつ慣れさせていきます。
最初は「なんだろう?」と不思議がっています。
ほっぺたのお肉を軽く持ち上げ、歯ブラシを優しく当てて動かします。
ハリー君、いい子です♪
いつも半開きの口から覗かせる、前歯もきれいに磨きます。
ガンバれ、ハリー君!!!
お口がきれいになってルンルンなハリー君ヽ(*´∀`)ノよっ!色男!!!
…と思わせてからの変顔ハリー君。
せっかくお口がきれいになってかっこよくなったのに残念すぎる顔(-_-;)
これまた変顔(-_-;)鼻の穴が目みたいです。
「ボクを笑いものにしないで~!!!」
ごめんね、ハリー君。やっぱりハリー君はこの顔でなきゃ!
これからも毎日、歯磨き頑張ります! -
スケーリング(歯石除去)
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「予防歯科」についての講義に参加してまいりました。
前回の歯周病の講義の続きでした。今回は予防歯科の1つである「スケーリング(歯石除去)」についてお話させて頂きます。【スケーリング(歯石除去)】
超音波スケーラーを用い、歯肉縁上・歯肉縁下の歯面からプラークと歯石を除去することです。スイッチをおすとチップの先端が震動し歯石を除去します。また先端からは水が霧のようにでて汚れを洗浄し、歯とチップの冷却を行っています。
【ポリッシング】
スケーリングを行った後の歯面は細かく不正な凹凸があるので、研磨剤をつけて歯の表面をツルツルに磨かなければなりません。これをポリッシングといいます。当院ではスケーリングの後には必ず行っております。行わないと歯面が粗いままになってしまいプラークや歯石が再付着しやすくなります。無麻酔下で鉗子などで歯石をバキッと取るだけではその歯の表面にはまだプラークと歯石が粗く残って、歯石が再付着しやすく、歯周ポケット内の歯石までは完全に除去することはできません。歯周ポケット内の歯石をそのままにすると歯周病が悪化します。よって、全身麻酔下にて丁寧にスケーリングする必要があります。
全身麻酔を心配される方が多いですが、術前に各種検査を行い、基礎疾患がないか確認し、安全性が高い麻酔を用い、麻酔中は麻酔モニターで心拍数・呼吸数・血圧・酸素飽和度(spO2)・CO2・体温などを各種モニターしながら行っておりますので、昔に比べたら安全性は高くなってきています。
「最近口臭がする」「歯石がついてきた」「歯肉が赤い」「食べる時痛そう」などの症状がみられた場合はすでに歯周病かもしれませんので、一度ご相談ください。(歯周病についての詳しい説明はこちらになります)
スケーリング(歯石除去)や抜歯などの歯科処置をした方がよいかこちらで判断させて頂ければと思います。
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歯周病
6月23日は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「歯周病」についての講義に参加してまいりました。
今回はわんちゃん・ねこちゃんに非常に多い病気の1つである「歯周病」についてお話させて頂きます。
まず、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)や歯石がどのようにしてできるかをご説明させて頂きます。
【プラーク・歯石の形成】
①ペリクル(薄い被膜)
はじめに唾液中の粘りの成分である糖と蛋白が歯の表面にペリクルをつくります。ペリクルはブラッシング後、約20分ですでに形成されています。
②プラーク(歯垢)
ペリクルに口腔内細菌が付着・繁殖して6~24時間でプラーク(歯垢)を形成します。プラークは細菌と細菌副産物からなり、これらが主に歯周病の原因物質といえます。プラークは軟らかく、ブラッシング等で簡単に除去できます。
③歯石
唾液中のカルシウム・リンなどのミネラルがプラーク内に沈着し、石灰化し歯石を形成します。犬ではヒトより5倍早く、約3~5日で歯石は形成されます。
【歯周病について】
主にプラーク中の嫌気性菌が炎症性物質や破壊酵素を放出し、歯根膜や歯槽骨を破壊することによって歯周病がおこります。
歯周病による歯周組織の破壊や歯の動揺に伴い、歯肉や歯槽骨の疼痛がみられ、採食時、痛そうにしたり、口を気にしたりします。歯槽骨の吸収が進めば、顔面の変形・歯根膿瘍・顎の病的骨折を起こしやすくなります。また隣接する鼻腔や眼窩へ影響が及び、口鼻ろう孔(口と鼻の穴がつながってしまう)などがみられるようになります。
また、局所の問題だけではなく、歯周病菌が骨髄炎を起こし、さらには全身に敗血症をもたらす可能性もあります。
【予防】
歯周疾患の予防にはブラッシングが基本です。ブラッシング以外(デンタルジェル・おもちゃなど)は補助的なものになります。ブラッシングをする時には歯の表面を集中的に磨くのではなく、歯と歯肉の間(歯肉溝)のプラークを除去するようにして下さい。歯ブラシは柔らかくヘッドの小さいものがよいです。わんちゃんやねこちゃん専用のものも市販されています。歯石が形成されるまでは約3日かかりますので、実際には3日に一度でも維持可能ですが、毎食後ブラッシングするのがよいといわれています。
【わんちゃん専用の歯ブラシ】
歯磨きの仕方:こちら(ビルバック社のホームページ)やこちら(以前、大澤さんが書いたブログ)をご覧下さい。
「最近口臭がする」「歯石がついてきた」「歯肉が赤い」「食べる時痛そう」などの症状がみられた場合はすでに歯周病かもしれませんので、一度ご相談ください。
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フード計算と理想体重
こんにちは。看護士の大澤です。
今回は【フード計算と理想体重】についてご紹介させていただきます。
ちなみに、今回のフードの計算方法と理想体重の出し方は私が専門時代に授業で習った方法です。やり方はいろいろあると思いますがこれしか分からないのでこのやり方で説明させていただきたいと思います。
ハリーのフード計算もこの方法で行って与えています。《理想体重の出し方》
まず図鑑やインターネットに載っている理想体高と理想体重を調べます。
1.おうちの子の体高×理想体重=答え1
2.答え1÷理想体高=平均(理想)体重※体高:背中の1番高いところから床までを測ります
《フード計算》
★RER=安静時エネルギー要求量
★DER=1日あたりのエネルギー要求量「公式」
★RER=30×体重(kg)+70・・・体重が2~45kgのわんちゃん・ねこちゃんに対応
☆RER=70×体重(kg) ・・・または、全てのわんちゃん・ねこちゃんの場合
基本的には★の方を使います。「計算方法」
(RER)
1・・・30×体重(kg)+70=安静時エネルギー要求量(DER)
※DERの計算はおうちの子の条件によって変わってきます。(表1の左:わんちゃん・右:ねこちゃん)2・・・(表1参照)×RER=DER(kcal/日)
(1日に与えるグラム計算)
※おうちで食べているフードの裏に100gあたりのカロリー数が書いてありますのでそちらを見てください。
3・・・100×DER=答え1
4・・・100gあたりのカロリー÷答え1=1日に与える量(グラム)÷2=1回に与える量(グラム)(カップ計算)
※1cupの表示もおうちで食べているフードの裏を見てください。
5・・・1cupあたりのg(フード裏)÷1日に与える量(グラム)=1日に与える量(cup)以上が理想体重の出し方とフード計算の方法になります。
ハリーのお話☆
ハリーはペットショップで飼われていた頃体重を12kgで保っていました。
しかしマミー動物病院で飼い始めて約5ヵ月・・・13kgからやせません;
お散歩も行くようになり運動量は増えたはずなのになぜか!!やせません;;
(おやつも止めたんですが)くびれがなくなってきて若干ムチムチしてます。
なのでこの前、先生にわんちゃん用の体脂肪計で測ってもらったところ・・・太り気味に入る数値でした。
今肥満の子用フードを食べてダイエット中です^^
みなさまもおうちの子の体重を定期的に量ってフードの計算をオススメします。
見た目より意外と増えていることがありますので・・・笑《協力犬:ハリー☆もうすぐお誕生日です》
静電気で毛がすごいことになってるハリー↓いつも笑ってるハリー↓
もうすぐトリミングしないとボサボサのハリー↓
今回もたくさん協力してくれました。
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ケアシリーズ4 歯みがき編
こんにちは。看護師の大澤です。
今回は回数を分けて、おうちで出来るわんちゃん・ねこちゃんに必要なケアについてご紹介させていただきたいと思います。
1・ブラッシング
2・爪きり
3・耳掃除
4・歯みがき【4.歯みがき】
わんちゃんは自分で歯みがきをすることが出来ません。本来はわんちゃんねこちゃんの歯は真っ白ですが歯みがきをしないでいると歯に歯石に付き黄色くなり、歯茎も赤く腫れてしまいます。歯の病気にかかると、おいしいものが目の前にあっても口が痛くて食べられないという状態になってしまいます。
そうすると、体もやせていき体力もなくなり様々な病気(内臓疾患・妊娠中の母犬は流産の原因)になる危険性があります。
ガムなどを食べさせて予防するという方法もありますが、ガムだけでは汚れや歯石は完全には取れません。逆に与えすぎて太ってしまうというデメリットがあります。
歯みがきはヒトと同様わんちゃん・ねこちゃんにとっても大切なことなので、そうならないように、
わんちゃんねこちゃんの歯の健康も飼い主様がしっかりとケアをしてあげましょう!口腔内疾患は肥満の次に多いといわれています。代表的な病気は「歯周病」です。
主な症状として
・口臭がする
・口の中が出血している
・柔らかいものを好み硬い食べ物を食べなくなる
・アゴや頬が腫れていたり穴があいている
などです。《歯磨きのやり方》
1.口の中を触らせてくれない子は、まず口の周りから触っていきます。
2.次に口をめくって歯茎が見えるようにします
3.指に湿らせたコットンや布を巻き、もう片方の手に少量のごほうびを持ちます(いつも食べているフード1粒で十分です)
4.その布を歯に1本だけ当てます
5.ごほうび(声・フードなど)をあげます
6.次にその歯を軽く一定の方向に磨きます(ゴシゴシこすると歯を傷つけてしまいます)
7.出来た時はその都度ごほうびや声で誉めてあげます歯は触れるけど歯磨きを噛んで遊んでしまう子は3番の方法で歯に物が当たることに慣れさせます。
これを長い時間かけて繰り返していき最終的には、ごほうびがなくても磨かせてくれるようにします。
以上が歯みがきの方法になります。【歯磨きの商品】
歯磨き粉です。これを指につけて磨いていただいても大丈夫です。
【協力犬:今日も可愛いハリーくん】
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ケアシリーズ3 耳そうじ編
こんにちは。看護師の大澤です。
今回は回数を分けて、おうちで出来るわんちゃん・ねこちゃんに必要なケアについてご紹介させていただきたいと思います。
1・ブラッシング
2・爪きり
3・耳掃除
4・歯みがき【3・耳掃除】
わんちゃんの耳はL字型に曲がっていて汚れをベルトコンベアのように外に出す働きをしてくれます。
犬種によっては耳の中に毛が生えているわんちゃんもいるので、(トイプードル・シュナウザー・シーズー・マルチーズなど)その際は抜いてあげる必要があります。《用意するもの》
・コットン
・イヤーパウダー(耳毛が生えている子に使います)
《耳掃除のやり方》
1.イヤーローション(耳の洗浄液)を液体が見えるまで耳の中に直接入れます
※わんちゃんは嫌がって頭を振ろうとするので振らせないようにしてください。2.耳の付け根の部分をマッサージするように横→縦→汚れを上に押し出すといった流れで掃除をします(赤丸のあたり)
3.わんちゃんは頭を振りますので、遠心力で汚れが外に出てくるので出てきた汚れを湿らせたコットンでふき取ります。
※耳はとても敏感で傷つきやすいので乾いたコットンでは拭かないでください。4.表面のひだの間も汚れやすいのでココも綺麗にします。
《耳毛が生えている場合》
1.耳掃除をする前に耳毛を抜きます
2.イヤーパウダーもしくは指でも簡単に抜けます
3.奥に生えている毛はカンシを使って頂くと綺麗に取ることが出来ます
《注意点》
・どんなに洗っても黒や茶色の汚れが出てきてしまう場合、マラセチアというカビやミミダニなど耳の疾患の可能性がありますので1度病院で診てもらうことをおすすめします。
・耳から膿が出ている場合も中耳炎の可能性がありわんちゃんも痛がりますので洗浄液は使うことは避けていただき、病院で診てもらってください。
・汚れを取る際に、綿棒は耳を傷つけてしまい、汚れも中に押し込んでしまいますので使用しないでください。
以上が耳掃除の方法になります。
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ケアシリーズ2.爪きり
こんにちは。看護師の大澤です。
今回は回数を分けて、おうちで出来るわんちゃん・ねこちゃんに必要なケアについてご紹介させていただきたいと思います。
1.ブラッシング
2.爪きり
3.耳掃除
4.歯みがき【2.爪きり】
わんちゃんの爪は切らずにいると足の裏方向へ伸び続けてしまいます。
最悪な場合では爪が肉球に刺さってしまう事もあります。
硬い地面(コンクリートなど)を歩いたりすると爪が自然に削られることもありますがほんの数ミリなので定期的に切ってあげることをおすすめします。
特におうちの中で飼われている子はそういった機会がないので特に必要になります。
同時にわんちゃんには《狼爪(ろうそう)》というヒトでいう親指があります。狼爪は両前足についていることが多いのですが後ろ足についている子もいます。これは地面につくことがないので切らなければ伸び続けていきます。
またわんちゃんの爪は真ん中に血管が通っていてその周りを神経で覆っています。
爪を伸ばしすぎると血管も伸びていき伸びれば伸びるほど切れる部分が少なくなります。
床を歩いた時に音がする・爪を直接見ていただいて爪が内側に丸くなってきている時が切り時です。
わんちゃんよって爪の伸びるペースは違いますが目安として1ヵ月に1回切っていただければよいかと思います。《爪きりの種類》
爪切りにはギロチンタイプ・ニッパータイプがあります。
☆小型犬にはギロチンタイプ↓☆大型犬は爪が大きいのでニッパー方のほうが切りやすいです↓
☆もちろん大型犬にもギロチンタイプは使えます。これはウサギに使ったりもできます↓
《切り方》
1.爪の先を横に切ります→爪の断面の中心部にゼラチン状のものが見えてきます。(指で触ると分かります)それが見えてきたら切れる限界です。それ以上切ると血管を切ってしまいます。2.左右の角を切ります→両端はヤスリで削っても大丈夫です。
《保定法》
1.まず、わんちゃんの頭がおうちの方の背中側にくるようにして、左手でわんちゃんを脇に抱(かか)えます。
この時、脇でしっかりとわんちゃんの腰を挟みます。(腰が弱い子は注意してください)
2.抱えた左手で内側からわんちゃんの右後ろ足を持ち肉球が見えるように持ち上げます3.1番大きい肉球に左親指を置き、順番に切っていきます。
☆後ろ足はこの方法で切ることが出来ます(暴れてしまう時は前を押さえてもらい2人がかりで切ります)
4.次に右前足を切ります。同じく脇に挟んだまま今度は足の甲側から足を持ち上と同様肉球が見えるようにします。
⑤最後に左前足です。これは少し保定方法が変わり、わんちゃんの胴体を横から両手で脇に抱えます。
(わんちゃんの爪を覗き込むような体勢になります)あとは4.番と同じ方法で切っていきます。※爪が白い子は血管が見えますが爪が黒い子は見えないので少しずつ切っていってください。
わんちゃんに爪きりが見えないように作業すると怖がらせずに行えます。以上がつめきりの方法になります。
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ケアシリーズ ブラッシング編
こんにちは。看護師の大澤です。
今回は回数を分けて、おうちで出来るわんちゃん・ねこちゃんに必要なケアについてご紹介させていただきたいと思います。
1.ブラッシング
2.爪きり
3.耳掃除
4.歯みがき【1.ブラッシング】
ブラッシングは病気の発見と予防・コミュニケーションのために行います。
おうちで毎日ブラッシングすることで皮膚の状態を観察し、できものや赤み・脱毛などがないか何か変わったことはないかの健康チェックにもなります。「用意するもの」
1つ目はブラシです。ブラシといってもわんちゃんの種類によって使うブラシはそれぞれ違いますが毛が長い子に使うのは《スリッカーブラシ》・・・細いピンのようなものがたくさんささっている物になります。毛の短い子に使うのは《柔毛ブラシ》・・・こちらは、柔らかい毛がついてる物です。
2つ目はコームブラシです。これは毛の長い子やねこちゃんに使います
スリッカーブラシで毛をといたあと整える為と毛玉がないかの確認のために使用します。(スリッカーのみでも大丈夫です)
「ブラッシング方法と注意点」
方法:毛をめくって中からスリッカーで少しずつ、といていきます注意点:
1.耳は皮膚が薄く切れやすいので力を入れないように注意します
2.毛玉を見つけたらスリッカーで少しずつといていきます。毛玉が大きい場合には引っ張って切ると一緒に皮膚も切ってしまうのでその時はプロの方にお任せして取ってもらいましょう。「ブラッシングを嫌がる・スリッカーを怖がる」
これはしつけの話になってしまうのですが、まずはブラシに慣れさせます。
1.とく方の裏側の部分をわんちゃんの体のいろんな部分に当てて1回ごほうびをあげる2.軽く毛並みに沿ってブラシを移動させ、怖くないことを教えてあげます。
3.とく方を体に当てる
4.毛並みに沿って少しとく
とても地道な作業ではありますがこれを繰り返すことによって慣れていくとおもいますので試してみてください。
協力犬:ハリー☆(シェルティ)
ありがとうございました!