2010年9月の記事一覧
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大阪にある友人の動物病院を見学してきました
連休中,今年の春開業した大阪にある友人の動物病院を見学してきました。
すごくおしゃれな友人ですが,病院もやはりおしゃれでした。
ベンチがあり,外に座ってお待ち頂くことができるようになっていました。
ロゴもおしゃれです。わんちゃん・ねこちゃん以外にもエキゾチックアニマル(ウサギ・ハムスターなど)も診察しているそうです。この日もウサギさんが何羽か来院されていました。
照明もおしゃれです。
近くで捨てられていた猫ちゃんだそうです。2人で楽しそうに遊んでいました。
病院前に大きな川がありました。お散歩コースにもなっているそうです。
帰りにお好み焼きと焼きそばをごちそうになりました。あまりのおいしさに驚いてしまいました。大阪に行った際にはまた食べたいです。
祝日だったので高速道路が混雑していて大変でした。やはり1泊2日はハードスケジュールでした。
友人の病院から学ぶ点がたくさんあり勉強になりました。短時間の滞在でゆっくりできなかったので,今度は時間に余裕をもって伺おうと思います。
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ねこちゃんの避妊手術について
<メリット>
①卵巣・子宮疾患の予防
手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。
②乳腺腫瘍の予防
若齢時に避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。
避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(猫)
避妊手術の時期
予防効果
6ヵ月まで
91%
7~12ヵ月まで
86%
13~24ヵ月まで
11%
24ヵ月以上
0%
③発情がなくなる
発情に伴う激しい鳴き声を抑えられることが多いです。
④妊娠の心配がなくなる
⑤発情中の不適切な場所での排尿が少なくなることが多い。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未避妊のねこちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。
<手術の時期>
初回発情前(生後6~7ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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ねこちゃんの去勢手術について
<メリット>
①おしっこをひっかける(マーキング)の軽減
②発情中の不適切な場所での排尿が少なくなることが多い。
③おしっこの臭いが減ることが多い。
④攻撃性・ケンカ・発情期のストレスの軽減
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未去勢のねこちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。
<手術の時期>
生後6~7ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば当日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
縫合しないので、抜糸の必要はありません。
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わんちゃんの避妊手術について
<メリット>
①卵巣・子宮疾患の予防
手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。わんちゃんはねこちゃんよりも子宮の病気にかかりやすいです。
②乳腺腫瘍の予防
生理(発情)を迎える数が少ないうちに避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。
避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(犬)
避妊手術の時期
予防効果
初回発情前
95.5%
1回発情後
92%
2回発情後
74%
2歳半以降
0%
③発情出血がなくなる
発情の際、陰部から出血がありますが、避妊手術によってそのわずらわしさがなくなります。
④発情後の偽妊娠による乳腺の腫れや巣作り行動などがなくなる。
⑤妊娠の心配がなくなる
発情期に男の子に付けまわられることもなくなります。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未避妊のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
*現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。
<手術の時期>
初回発情前(生後6~7ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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わんちゃんの去勢手術について
<メリット>
①前立腺肥大の予防
中高齢の去勢手術をしていない男の子のわんちゃんは前立腺が肥大することが多く、それによって排便障害や排尿障害がおこることがあります。去勢手術は前立腺肥大には大変有用な予防法と考えられます。
②会陰ヘルニアの予防
高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い病気です。筋肉が衰える事と、前立腺の肥大が同時に起こる事が大きな要因と考えられています。去勢しておけばほぼ防げる病気です。
③肛門周囲腺腫の予防
肛門周囲腺腫とは、肛門の周囲に存在する皮脂腺である肛門周囲腺に発生する腫瘍です。この腫瘍は男性ホルモン(アンドロゲン)が関係しているといわれ、高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い腫瘍です。アンドロゲンは精巣から分泌されているので、肛門周囲腺腫は去勢することによって予防することができます。
④精巣腫瘍の予防
手術によって精巣を摘出するため、精巣腫瘍を予防することができます。
⑤マウンティング・マーキング・攻撃性が軽減されることが多い。
*100%ではありません。個体差があります。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未去勢のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
*現在の日本では去勢手術は推進する事が多いですが、最終的にメリット・デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。
<手術の時期>
生後6~7ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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猫の結膜炎
9月15日は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「猫の眼科疾患」についての講義に参加してまいりました。今回は猫の結膜炎についてお話させて頂きます。
【猫の結膜炎】
猫の結膜炎はウィルス又は細菌などによる感染性結膜炎が多いといわれています。
<症状>
流涙,眼瞼痙攣,結膜浮腫,結膜充血,角膜潰瘍
(結膜浮腫がひどいと閉眼できずに角膜潰瘍になってしまうパターンが多いそうです)
<原因>
③クラミジア
④マイコプラズマなど
①と②は以前お話しさせて頂いたことのある猫のカゼの代表になるウィルスです。ワクチンを接種していても完全に防御できる訳ではありませんが、接種していれば感染しても軽い症状ですむ事が多いです。
ひどいくしゃみ,咳,鼻炎などカゼ症状をおこしている猫の目をみると,同時に結膜炎になっている事が多いです。特に①猫ヘルペスウィルス感染症は一旦よくなったようにみえてもウィルスが神経節に潜伏し,ストレスなどにより再度発症することがありますので,できるだけストレスのかからない環境で飼育して頂ければと思います。
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抜歯
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「抜歯」についての講義に参加してまいりました。今回は抜歯についてお話させて頂きます。
<抜歯>
遺残乳歯,進行した歯周病罹患歯,修復が不可能な歯,猫の口内炎などは抜歯の適応になります。
エレベーターで脱臼させ,鉗子で抜きます。
【エレベーター】大・中・小と3本揃えてあります。
【残根鉗子】
場所によっては歯肉を切除したり,歯を分割してから抜歯します。
歯周病ですでにぐらついている歯を抜く時はさほど苦労せずに抜けますが,ぐらついていない永久歯を抜く時はかなり大変な処置になることがあります。今回は抜歯のコツを教えて頂き勉強になりました。
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正面の看板を張り替えました
こんにちは。獣医師の萩原です。病院の備品(シャッター・看板・収納棚・横看板)などでお世話になっている私の先輩が今回は正面の看板を張り替えてくれました。
【今までの看板】
開業前,看板の色を何色にしようか院長と二人で悩んだのですが,私の好きなピンクにしました。ピンクは優しい色なのですが若干目立ちにくく,しかもなぜだか動物病院の字を小さくしてしまったため今回模様替えをすることにしました。
看板をはずします。
先輩がカッティングシートにロゴと病院名を張って持ってきてくれました。
看板にカッティングシートを貼る先輩。職人さんみたいです。
看板の枠にもシートを貼ります。
貼り終わりました。
裏面は以前の看板のままです。リバーシブルになっています。
看板をとりつける先輩と院長。院長は高所恐怖症ですが,頑張っていました。
だいぶ目立つようになりました。
当院は開業して約1年半たちますが「今までここに病院があるのに気づかなかった」とおっしゃるご近所の方がいらっしゃるため,なんとか目立つようにできないものかと悩んでいました。
今は嬉しくて毎日のように看板を眺めております。
2010年09月02日(木) 投稿者 hagiwara | できごと, 友人・知人, 立川市マミー動物病院・設備