2010年7月の記事一覧
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ハリーシャンプーしました☆
2010年07月30日(金) 投稿者 osawa | ハリー君日記, 立川市マミー動物病院ブログ
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ハリーとケーキpart2
次は、再び【*食*Part2】です。
かぼちゃケーキ(わんちゃん用)をいただいた次の日のお話です。
ケーキは2ついただいたので2日に分けてあげました♪
ケーキ(わんちゃん用)の周りに巻いてあったラップ?についてるクリームも
あげたら綺麗になめてました笑
『(只今マテの最中・・・食べたい)』
この後よし!!って言ったのになぜか食べない;
・・・あ~。ケーキ持ってあげないからだ!
お坊ちゃまなハリーくん^^;
『いただきまぁす!!』ここからはまたまた食べ続けるハリーをお楽しみ下さい笑
ハリーの大好きなクリーム♪
途中スプーン登場・・・坊ちゃんなので笑
『おいしおいし!!』
『おいし~♪〃』
何口かスプーンで食べてまた普通に食べてました。
黙々と食べ続け・・・
完 食!!
『ごちそうさまでしたぁあ☆!おいしかったです^^』
ちなみにハリーがいただいたケーキはどちらも【わんちゃん用】のケーキです♪
人が見てもとっても可愛くておいしそうでした ☆*゜今週も読んでいただきありがとうございました。
2010年07月30日(金) 投稿者 osawa | ハリー君日記, 立川市マミー動物病院ブログ
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ハリーとおもちゃ
続いては、ハリーの大好きな【遊】です☆
再びここから先はおもちゃで遊ぶハリーをお楽しみくださいm(_ _)m
1つ目のおもちゃは黄色いわんちゃん☆
(中に細いペットボトルが入っていてべコベコ音がします^^)
2つ目は小さいラグビーボールが4つつながったおもちゃです☆
(ピコピコ音がなります^^)
『新しいおもちゃですか!』4つ目は、フランスパン型のおもちゃ
待て・・・
よし!!
ハリーいろんなおもちゃでたくさん遊んでもらえて
とっても楽しそうでした^^1番のお気に入りは・・・
黄色いわんちゃんのおもちゃです☆
宙に浮くわんちゃん↑笑2010年07月30日(金) 投稿者 osawa | ハリー君日記, 立川市マミー動物病院ブログ
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ハリーとケーキpart1
こんにちは。看護士の大澤です。
久しぶりの更新になってしまいまいした。今回はハリーの【食・遊・洗】です^^
まず、1つめは【*食*Part1】です。
以前患者さんの飼い主様からいただいたケーキを食べるハリーです♪
『見ると食べたくなっちゃうから見ないですよぉ~;』(マテ中のハリー)ここからはひたすら食べるハリーをお楽しみ下さいm(_ _)m
『おいし~おいし~おいし~』
『お・い・し~~~~!!!!』
『ごちそうさまでしたぁ!とってもおいしかったです^^』
(あ~ぶれちゃった・・・)ケーキに大満足のハリー♪よかったね^^*
2010年07月30日(金) 投稿者 osawa | ハリー君日記, 立川市マミー動物病院ブログ
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スケーリング(歯石除去)
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「予防歯科」についての講義に参加してまいりました。
前回の歯周病の講義の続きでした。今回は予防歯科の1つである「スケーリング(歯石除去)」についてお話させて頂きます。【スケーリング(歯石除去)】
超音波スケーラーを用い、歯肉縁上・歯肉縁下の歯面からプラークと歯石を除去することです。スイッチをおすとチップの先端が震動し歯石を除去します。また先端からは水が霧のようにでて汚れを洗浄し、歯とチップの冷却を行っています。
【ポリッシング】
スケーリングを行った後の歯面は細かく不正な凹凸があるので、研磨剤をつけて歯の表面をツルツルに磨かなければなりません。これをポリッシングといいます。当院ではスケーリングの後には必ず行っております。行わないと歯面が粗いままになってしまいプラークや歯石が再付着しやすくなります。無麻酔下で鉗子などで歯石をバキッと取るだけではその歯の表面にはまだプラークと歯石が粗く残って、歯石が再付着しやすく、歯周ポケット内の歯石までは完全に除去することはできません。歯周ポケット内の歯石をそのままにすると歯周病が悪化します。よって、全身麻酔下にて丁寧にスケーリングする必要があります。
全身麻酔を心配される方が多いですが、術前に各種検査を行い、基礎疾患がないか確認し、安全性が高い麻酔を用い、麻酔中は麻酔モニターで心拍数・呼吸数・血圧・酸素飽和度(spO2)・CO2・体温などを各種モニターしながら行っておりますので、昔に比べたら安全性は高くなってきています。
「最近口臭がする」「歯石がついてきた」「歯肉が赤い」「食べる時痛そう」などの症状がみられた場合はすでに歯周病かもしれませんので、一度ご相談ください。(歯周病についての詳しい説明はこちらになります)
スケーリング(歯石除去)や抜歯などの歯科処置をした方がよいかこちらで判断させて頂ければと思います。
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お盆時期のフードのご注文について
2010年07月22日(木) 投稿者 osawa | お知らせ, 立川市マミー動物病院ブログ
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骨肉腫
こんにちは。獣医師の萩原です。7月10日(土)11日(日)はお休みを頂き、日本獣医がん学会に参加してまいりました。がん学会は1年に2回、夏は神奈川、冬は大阪で開催され、できる限り参加するようにしています。今回のメインテーマは「骨腫瘍」でした。今回は骨腫瘍の中でも最も多い腫瘍である「骨肉腫」についてご説明させて頂きます。
【骨肉腫】
わんちゃんの骨肉腫は大型犬の前肢に多発し(後肢の約2倍)、橈骨遠位端と上腕骨近位端が2大好発部位とされています。
遠隔転移率が高く、断脚術のみでの術後生存期間中央値は4ヵ月、1年生存率は10%と極めて低いといわれています。
【わんちゃんの骨肉腫】
<発生率>
全腫瘍中2~7%(骨格腫瘍の85%)
<発生年齢>
2歳と7歳(二相性の発生ピーク)(18~24ヵ月齢→15%)
<好発犬種>
大型犬(体重10kg以下は5%未満)
<性差>
なし
<発生因子>
外傷性・遺伝性など
<好発部位>
体軸(25%)(下顎>上顎>脊椎>頭蓋骨>肋骨>他)
四肢(75%)骨幹端>骨幹
2/3が前肢→橈骨遠位・上腕骨近位に多い
1/3が後肢→大腿骨遠位・脛骨近位に多い
<発生状況>
局所侵襲性が強い
リンパ節浸潤はまれ
遠隔転移性が強い
90%以上が初診時に微細転移巣があるといわれている。
関節を超えることまれ
<予後>
断脚術のみ→中央生存期間110日(4ヵ月)・1年生存率10%
断脚術+抗がん剤→中央生存期間6ヵ月~1年・1年生存率50%
【猫ちゃんの骨肉腫】
<発生率>
非常にまれ
<好発年齢>
10.2歳
<発生部位>
前肢<後肢(前肢の2倍)
体軸骨<長骨(体軸の2倍)
<発生状況>
80~90%が悪性腫瘍
犬より低侵襲性・低転移性
<予後>
断脚のみで中央生存期間2年
<性差>
なし
四肢の骨肉腫に対する断脚手術は根治目的以外に残された期間の生命の質を改善する対症治療としての意義も高く、骨肉腫の患肢を放置した場合には、腫瘍による自潰・腫脹・疼痛など飼い主様が見ていられない状態に陥ることが少なくありません。
足を取ってしまうのは残酷なようにみえるかもしれませんが、腫瘍の足を残すことによって自潰、疼痛がひどくなり、苦しむことになるので、わんちゃんにとっては足がない方が快適に過ごせます。私自身、骨肉腫で断脚した子を何例もみていますが、3本足でも上手に歩けるようになることがほとんどです。
骨肉腫の臨床症状は患肢跛行・患部の熱感・急速な患部腫脹・硬固な腫瘤・激しい疼痛などになります。このような症状がみられた場合はお早めにご相談ください。
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マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)
6月30日(水)の休診日は「マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)」についての勉強会に参加してまいりました。マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)は梅雨時に多い皮膚病の1つです。
【マラセチア性皮膚炎(脂漏性皮膚炎)】
<マラセチアとは>
マラセチアは真菌(カビ)の一種で、全てのわんちゃんの皮膚に住んでいる「常在菌」です。健康な皮膚では問題になることはありませんが、何らかの理由で皮脂の分泌が増えすぎたり(脂漏)、アトピーや他の皮膚炎などで皮膚の抵抗力が落ちると異常増殖し、皮膚炎を悪化させます。マラセチアは皮脂分を好み、皮脂のたまりやすいわきの下、内股、指の間、耳、お腹、下あご、肛門の周りなどで増殖して炎症・痒みを発症します。(よってマラセチア性皮膚炎は脂漏性皮膚炎ともよばれています)スタフィロコッカス(ブドウ球菌)という細菌がマラセチア性皮膚炎を悪化させる要因の1つとも考えられています。<症状>
強い赤み、痒みが特徴で、ベタベタしたり、独特の臭いがする脂っぽいフケを伴います。慢性化すると皮膚が黒ずんだり(色素沈着)、表面にコケが生えたようになったり(苔癬化)、毛が抜けたりする場合があります。<好発犬種>
シーズー・ダックスフンド・プードル・マルチーズ・チワワ・コーギー・ポメラニアン・パグ・フレンチブルドック・ビーグル・ゴールデンレトリーバー・キャバリア・柴犬など<治療>
異常増殖したマラセチアは放っておくと、皮脂分を栄養にしてさらに増え続け皮膚炎が悪化します。治療は①抗真菌剤の投与(内服薬)と②外用療法(主にシャンプー)で、増えすぎたマラセチア菌を減らし、過剰に分泌された皮脂分を取り除きます。【実際の症例】
ミニチュア・ダックスフンド・9歳・避妊メスこの子は典型的なマラセチア性皮膚炎のわんちゃんです。「皮膚の痒み・脱毛・発赤・べたつき・フケ」を主訴に来院されました。皮膚検査にて全身性にマラセチアが増殖しているのが判明したため「マラセチア性皮膚炎」と診断しました。抗真菌剤の投与とシャンプー療法を行ったところ、皮膚炎は落ち着きました。
【マラセチア性皮膚炎シャンプー:マラセブシャンプー】
マラセブシャンプーはマラセチア性皮膚炎に非常に効果のあるシャンプーなのですが、つい最近まで日本で販売しておらず、海外でしか購入できませんでした。よって獣医師は海外から輸入したり、ヒト用のマラセチア用のシャンプーを使用していました。
マラセブシャンプーにはマラセチアを殺す作用がある「ミコナゾール硝酸塩」とスタフィロコッカス(ブドウ球菌)を殺す作用がある「クロルヘキシジングルコン酸塩」を含有しており、皮膚の上で増えすぎた菌を減らします。また洗浄成分を配合しているので余分な皮脂分や汚れを洗い流します。
マラセブシャンプーはお薬を含有していますので、10分間皮膚につけた状態で保つことが重要です。10分間何もしないで待つのは大変ですが、症状の重いところから洗いはじめればあっという間に10分たつと思います。
<使用量>:以下のようになります。
体重
1回当たりの投与量
1.5~3kg未満
5~10ml
3~5kg未満
10~15ml
5~10kg未満
15~25ml
10~15kg未満
25~30ml
15~20kg未満
30~40ml
20~30kg未満
40~50ml
30~40kg未満
50~60ml
40~50kg未満
60~70ml
手のひらに500円玉1枚分のシャンプーをたらすと約5mlになるそうです。いちいち量るのは大変なので、これをもとに計算すると楽ですね。
マラセブシャンプーの説明はこちらになります。
マラセブシャンプーの宣伝みたいになってしまいましたが、このシャンプーが日本で発売されるのを待ち望んでいましたので大変ありがたいと思っています。今後、マラセチア性皮膚炎で困っている子にお勧めしたいと思っています。