予防 記事一覧
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ハリーくんとノミ・マダニ予防について。
こんにちは、看護師の志村です。
11月に入りぐんと冷え込んだ日々が続いていますね><前回わたしはハリーくんの冬支度についてご紹介し、
もう少し寒くなったらベットも登場すると書きましたが
ご覧の通りまだありません(笑)ベットは大澤さんが洗濯してくださり準備万端なのですが
本人はまだ必要ないようでわたしたちが寒いなと思うような
日でさえ毛布のない冷たい床で寝ています(笑)ハリーくんの立派な毛は相当暖かいんだろうな~と思う日々です。
今回は以前にも書きましたがハリーくんと冬場の
『ノミ・マダニ予防』についての
会話の模様をご覧いただければと思います。
以下、ハリーくん→ハ 志村→志と略させていただきます。志『ハリーくんはノミ・マダニの予防はしているの?』
志『さすが!!どのくらいの期間、予防しているの?』
ハ『もちろん一年中だよ~。』
志『完璧だね!!』
ハ『うん。けど志村さん、寒い冬はノミやマダニはいないのに
なんで予防した方が良いのかな?』
志『じゃあ、今から冬のノミ・マダニ予防について説明するね!!』
ハリーくんとの会話の中で『あれ・・?』と思われた方はいませんか??
その『あれ・・?』についてお答えしたいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、ノミ・マダニが奇生しやすいのは夏場ですよね。確かに最も多いのは夏場になります。
そのため冬場は予防しなくても大丈夫と思われている方も
いらっしゃるかもしれませんが冬場に予防することもとても大切なのです。未成熟期のノミは、カーペットの下や畳の隙間など、
部屋の中の暖かい場所を見つけ出して、そこに潜んでいることがあるからです。気温3℃以下ではノミの卵や幼虫は死んでしまいますが、さなぎや成虫であれば、
わんちゃんやねこちゃんの暖かな被毛の中に隠れて寄生し、生存することは可能です。
意外かもしれませんが、真冬でも、平均で犬では10頭に1頭、
猫では5頭に1頭の割合でノミの被害が認められています。実際、当院でも寒い時期にノミがついてしまっているわんちゃんや
ねこちゃんが来院されることがあります。
来院されてたまたま見つかるというケースもあります。そして特にマダニは時に人の命を奪うこともあるとても恐ろしい寄生虫です。
そのため、ぜひ皆様もその被害にあわないよう予防していただきたいです。
(この写真はマダニを大きくした模型です(笑))志『ハリーくん、冬場のノミ・マダニ予防の大切さがわかったかな?』
ハ『うん!!ノミ・マダニは寒い冬でも暖かい場所を探して活動し続けているんだね。
だから、一年中予防することが大切なんだね。』当院にもおやつ(チュアブル)タイプと背中に液体をつける滴下タイプの
予防薬をご用意しております。
※なお、おやつタイプのものは1つのお薬でフィラリア予防も一緒にできる
オールインワンタイプのため5~12月のみとなります。
1~4月の期間は滴下タイプを処方させていただきます。
※ねこちゃんは滴下タイプのみのご用意となっております。どちらも月に一度、与えるもしくは垂らすだけですので
ノミ・マダニ予防はとても簡単に行うことができます。ご不明な点がございましたらご来院またはご連絡いただければと思います。
長くなりましたが読んでいただきありがとうございました♪☆おまけハリーくん☆
『なんだ!?』
クンクン・・『おいしそうかも!』
ガシガシ・・『今夜はごちそうだ~~!!!』これは石黒さんが折ってくれた巨大鶴です。
お部屋に入れて目を離した隙に鶴さん食べられていました(汗)
(すぐ回収しましたが、頭が・・・という状態でした(笑))2016年11月11日(金) 投稿者 shimura | ハリー君日記, 予防, 立川市マミー動物病院ブログ
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ノミ・マダニ予防されていますか??
こんにちは、看護師の志村です。
梅雨入りし、暑い夏がだんだんと近づいてきましたね~。今回はノミついて書かせていただきます。
*ノミはどこにいる?
・部屋の中
→ノミは部屋の四隅や家具の下やすき間などの暗く湿った場所や
カーペットまた、わんちゃんやねこちゃんが多くの時間を
過ごす場所(ベットなど)に多いといわれています。・部屋の外
→ノミは主に直射日光の当たらない犬小屋の下やお庭や
お散歩の途中に生えている草むらに多く生息します。
(草むらが好きなわんちゃんは特に注意!!)
*ノミがつきやすい時期は?
ご存知の方も多いとは思いますが、ノミは暖かい時期に
かけて繁殖しやすいといわれています。
そのため春先~秋ごろが特に多いといわれています。『なら冬は予防しなくても大丈夫!』と思われる方も
いらっしゃると思いますが注意です。
夏場に比べ数は少なくなりますが、寒い時期でもノミは存在します。
わんちゃん、ねこちゃんに直接ついたり、人が外から持ち帰ってしまうと
寒い時期でも家の中は暖かいためノミにとって繁殖と奇生には最適なのです。そのためノミ・マダニ予防は一年中がベストといわれているのです!!
*ノミの予防
大切なのはやはりお薬を使い定期的に予防することです!
ホームセンターやペットショップにも様々な種類の
ノミ・マダニ予防薬は販売されていますが、
その効果は動物病院で処方される予防薬の半分以下ともいわれています。
そのため動物病院で処方されている予防薬を使用することが望ましいとされています。当院でも毎月1回、わんちゃんねこちゃんの背中にお薬を
たらすだけで予防できるスポットタイプのお薬をご用意しております。また、わんちゃんには毎月1回チュアブルタイプ(おやつタイプ)の
お薬を食べさせていただくだけでノミ・マダニと一緒にフィラリア症も
予防できるお薬のご用意もございます。予防薬に関するご質問などございましたら、当院にお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
2016年06月10日(金) 投稿者 shimura | ハリー君日記, 予防, 立川市マミー動物病院ブログ
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狂犬病予防接種の時期になりました
今年も狂犬病予防接種の季節がやってまいりました。
当院では随時、狂犬病予防接種を行っております。
御予約は必要ありませんので診察時間内に御来院下さい。
(*副院長の診察は予約優先性になりますので、お電話されてから御来院頂いた方がお待ち頂く時間が短縮されるかと思います。)
御来院の際は市から届きました狂犬病のハガキをお持ち下さい。
立川市・昭島市・武蔵村山市在住の方は済票発行手続きの代行を受け付けております。
病院で代行をさせて頂く場合は、済票代として市役所にお支払いする550円を別途お預かりいたします。
フィラリアの検査やノミ・ダニのお薬の処方も同時に行う事が出来ますのでご相談下さい。
狂犬病予防接種の料金は3100円(税込)になります。
(体温測定・簡単な健康診断(視診・触診・聴診など)が含まれた値段になります。) -
『フィラリア症』って??
こんにちは、看護師の志村です。
今回は有名な病気、『フィラリア症』について書きたいと思います。
フィラリア症は蚊が媒介となる病気です。
『フィラリア(犬糸状虫)』という寄生虫が心臓に寄生することで発症します。フィラリアはそうめんの様に白く、細長い虫で
成長すると最長30センチにもなります。この虫が心臓や肺動脈に入り込むことにより血液の流れが悪くなり、
以下のような症状があらわれます。進行すると亡くなることもあります。
そんな怖い病気、『フィラリア症』は月に1度お薬を
与えるだけで予防することができます。(投薬期間は5~12月までです。)当院では錠剤タイプとチュアブルタイプのお薬をご用意しています。
なお、前年に夏を経験したわんちゃんはお薬を与える前に
フィラリア症に感染していないか簡単な血液検査をする必要が
あるため、わんちゃんと一緒にご来院ください。最後まで読んでいただきありがとうございます♪
2016年03月11日(金) 投稿者 shimura | 予防, 立川市マミー動物病院ブログ
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ノミの見つけ方
こんにちは、看護師の石黒です。
今回はおうちのわんちゃん・ねこちゃんが
ノミに寄生されていないかの確認方法をご紹介します♪
ノミは大変小さく、動きがすばやい為、
被毛に覆われているわんちゃん・ねこちゃんでは
見つけることが困難です。
その為、ノミの糞を見つけることでノミに寄生されて
いないかを判断します。【ステップ1】クシですく
目の細かいクシで丁寧に全身の被毛をときます。
【ステップ2】黒い粒を見つける
クシに大変小さな黒い粒がついていたら濡れた
ティッシュの上に粒をおきます。
(↑実際はもっと小さな黒い粒です。)【ステップ3】ティッシュで粒をこする
濡れテッシュで黒い粒をこするようにしてつぶして
みてください。ティッシュが赤茶色に染まったら
それはノミの糞であること間違いなし!
すぐに駆虫しましょう。
うっかり脱走してしまったねこちゃんや
草むらが大好きなわんちゃんによくノミが寄生しています。
皆様もぜひ確認してみてくださいね★2016年02月23日(火) 投稿者 ishiguro | できごと, 予防, 日常のケア, 立川市マミー動物病院ブログ
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犬フィラリア・血液健康診断キャンペーンについて
3月1日から6月30日まで検査会社がキャンペーンを行っているため、特別価格で犬フィラリア・血液健康診断を実施しております。
【健康診断のおすすめ】
フィラリア検査と同時に行えるこの期間に、すべてのわんちゃんに血液健康診断をお勧めしております。定期的な健康診断は病気の予防・早期発見に役立ちます。
今年も以下の3つの検査を提示させて頂きます。
①フィラリア抗原検査
②プラス健康診断コース(フィラリア抗原検査+CBC8項目+血液生化学検査15項目)若いわんちゃんにお勧めです。
③がっちり健康診断コース(フィラリア抗原検査+CBC8項目+血液生化学検査15項目+T4(甲状腺ホルモン))特に高齢のわんちゃんにお勧めしております。*フィラリア感染の有無は当日お伝えすることができます。
*②③の健康診断の項目は検査センターでの検査になりますので、結果のご説明は1週間後以降となります。【フィラリアの予防方法】
フィラリアの一番安全で確実な予防方法は5月~12月までの8ヵ月間、月に1回、お薬をのませてあげる方法です。お薬はお肉タイプと錠剤の2種類があります。カレンダーに印をつけたりして、与え忘れのないようにしてあげて下さい。
投薬忘れを防止するため、8ヵ月分のお薬を一括で処方させていただける患者様には1ヵ月分のお薬を無料とし、7ヵ月の費用で処方いたします。
→フィラリアの詳しい説明についてはこちらをご覧下さい。
【フィラリア予防を始める前に血液検査を行う理由】
万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を投与してしまうと重大な副作用を起こしてしまう可能性があります。そのためフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないかを調べるために、毎年検査(少量の血液をいただきます)をする必要があります。フィラリアに感染していないか調べる方法にはミクロフィラリア検査(顕微鏡検査)と抗原検査(専用のキットを使いフィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査(顕微鏡検査)で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査を行っております。
「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないと言い切ることはできません。
安全なフィラリア予防をして頂くために、血液検査をお願いいたします。
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狂犬病予防接種の時期になりました
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院内セミナーをおこないました。
こんにちは、看護師の石黒です。
先月、院内セミナーをおこないました。
業者の方にお越し頂き、ノミ・マダニ対策について
お話していただきました。
ノミは約6000万年の歴史があり、約3000種類の
ノミの95%は哺乳類に寄生します。
ノミは雌雄とも交尾前に吸血する必要があり、
卵は約3~4日でう化します。幼虫は成虫の糞を食べて
成長し、成長には比較的高い湿度が必要になります。
幼虫は糸を吐いて繭を作り、サナギになります。
サナギの期間は約10日間になりますが、
う化に適切な環境でない場合は最長で約1年間
生存することがあるようです。
サナギからう化するとすぐに宿主を探し寄生をし、
寄生から48時間以内に交尾をして産卵します。
1日に10~20個の卵を産みます。
ノミ1匹あたり1日の吸血量はノミの体重の15倍にもなります。
ですから特に仔犬や子猫に大量に寄生すると貧血を
起こすことがあります。その他、強い痒みや
ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫の媒介を起こすことがあります。
マダニは雄より雌のほうが吸血量が多く、
吸血後の雌マダニの体重は吸血前の100倍以上にもなります。
草むらや山林に生息し、動物との接触の機会を
待っています。マダニに吸血された場合は
無理やり引っ張ると顎体部だけが残ってしまうことがあるので
駆除薬を使用することが望ましいです。
院内セミナーを受けるのは私は初めてでした。
分かりやすく説明していただき、
改めて得た知識もありました。 勉強って大事ですね♪2014年12月05日(金) 投稿者 ishiguro | できごと, 予防, 勉強会, 立川市マミー動物病院ブログ
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エコバックプレゼント♪
こんにちは、看護師の石黒です。
ただいま『フロントラインプラス』をお買い上げいただいた
飼い主様にエコバックをプレゼントさせていただいております。
カラーは、シルバー・青・赤・黄緑・紫の5色から
お選びいただけます。
広げるとこのようになっています。
お買い物にぴったりサイズです♪
可愛いらしいハート型のチャームもついています。数に限りがございますのであらかじめご了承ください。
2014年03月07日(金) 投稿者 ishiguro | お知らせ, 予防, 立川市マミー動物病院ブログ
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犬フィラリア・血液健康診断キャンペーンについて
3月1日から6月30日まで特別価格にて犬フィラリア・血液健康診断を実施しております。
【健康診断のおすすめ】
フィラリア検査と同時に行えるこの期間に、すべてのわんちゃんに血液健康診断をお勧めしております。定期的な健康診断は病気の予防・早期発見に役立ちます。
今年は以下の3つの検査を提示させて頂きます。
②③は健康診断も含んでおります。今年から検査センターに提出するため去年より検査項目が増えております。なお、検査センターに提出するために検査結果のご説明は1週間後以降となります。①フィラリア抗原検査
②プラス健康診断コース:若いわんちゃんにお勧めです。
③がっちり健康診断コース:特に高齢のわんちゃんにお勧めしております。
【フィラリアの予防方法】
フィラリアの一番安全で確実な予防方法は5月~12月までの8ヵ月間、月に1回、お薬をのませてあげる方法です。お薬はお肉タイプと錠剤の2種類があります。カレンダーに印をつけたりして、与え忘れのないようにしてあげて下さい。
投薬忘れを防止するため、8ヵ月分のお薬を一括で処方させていただける患者様には1ヵ月分のお薬を無料とし、7ヵ月の費用で処方いたします。
→フィラリアの詳しい説明についてはこちらをご覧下さい。
【フィラリア予防を始める前に血液検査を行う理由】
万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を投与してしまうと重大な副作用を起こしてしまう可能性があります。そのためフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないかを調べるために、毎年検査(少量の血液をいただきます)をする必要があります。
フィラリアに感染していないか調べる方法にはミクロフィラリア検査(血液を顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないと言い切ることはできません。
安全なフィラリア予防をして頂くために、血液検査をお願いいたします。 -
狂犬病予防接種の時期になりました
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犬フィラリア・血液健康診断キャンペーンについて
4月1日から6月31日まで特別価格にて犬フィラリア・血液健康診断を実施しております。
【健康診断のおすすめ】
フィラリア検査と同時に行えるこの期間に、すべてのわんちゃんに血液健康診断をお勧めしております。定期的な健康診断は病気の早期発見に役立ちます。
今年も以下の3つの検査をご提示させて頂きます。
①フィラリア抗原検査
②フィラリア抗原検査+血液検査(18項目):一般的な血液検査項目
③フィラリア抗原検査+血液検査(27項目):特に高齢のわんちゃんにお勧めしております。
【フィラリアの予防方法】
フィラリアの一番安全で確実な予防方法は5月~12月までの8ヵ月間、月に1回、お薬をのませてあげる方法です。お薬はお肉タイプと錠剤の2種類があります。カレンダーに印をつけたりして、のませ忘れのないようにしてあげて下さい。
投薬忘れを防止するため、8ヵ月分のお薬を一括で処方させていただける患者様には1ヵ月分のお薬を無料とし、7ヵ月分の費用で処方いたします。
→フィラリアの詳しい説明についてはこちらをご覧下さい。
【フィラリア予防を始める前に血液検査を行う理由】
万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を投与してしまうと重大な副作用がでることがあります。そのためフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないかを調べるために、毎年検査(少量の血液をいただきます)をする必要があります。
フィラリアに感染していないか調べる方法にはミクロフィラリア検査(血液を顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないといいきることはできません。
安全なフィラリア予防をして頂くために、血液検査をお願いいたします。
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犬フィラリア・血液健康診断キャンペーンについて
3月25日から7月31日まで特別価格にて犬フィラリア・血液健康診断を実施しております。
【健康診断のおすすめ】
フィラリア検査と同時に血液検査による健康診断をお勧めします。
もしも病気が早くみつかれば早期治療ができます。
今年は以下の3つの検査をご提示させて頂きます。
①フィラリア抗原検査
②フィラリア抗原検査+血液検査(18項目)
③フィラリア抗原検査+血液検査(27項目)
【フィラリアの予防方法】
フィラリアの一番安全で確実な予防方法は5月~12月までの8ヵ月間、月に1回、お薬をのませてあげる方法です。
お薬はお肉タイプと錠剤の2種類があります。カレンダーに印をつけたりして、のませ忘れのないようにしてあげて下さい。
投薬忘れを防止するため、8ヵ月分のお薬を一括で処方させていただける患者様には1ヵ月分のお薬を無料とし、7ヵ月分の費用で処方いたします。
【フィラリア予防を始める前に血液検査を行う理由】
万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を投与してしまうと重大な副作用がでることがあります。
そのためフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないかを調べるために、毎年検査(少量の血液をいただきます)をする必要があります。
フィラリアに感染していないか調べる方法にはミクロフィラリア検査(犬の血液を採って顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。
検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないといいきることはできません。
安全なフィラリア予防をして頂くために、血液検査をお願いいたします。
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狂犬病予防接種の時期になりました
今年も狂犬病予防接種の季節がやってまいりました。
当院では随時、狂犬病予防接種を行っております。
御予約は必要ありませんので診察時間内に御来院下さい。
その際、市からの狂犬病のハガキをお持ちいただけますと手続きが簡単になります。
立川市・昭島市・武蔵村山市在住の方で継続の方については済票発行手続きの代行を受け付けております。
病院で代行をさせて頂く場合は、済票代として市に支払う550円を別途お預かりいたします。
フィラリアの検査や予防薬の処方も同時に行う事が出来ますのでご相談下さい。
狂犬病予防接種の料金は3000円(税込)になります。
(体温測定・簡単な健康診断(視診・触診・聴診など)が含まれた値段になります)
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ねこちゃんの避妊手術について
<メリット>
①卵巣・子宮疾患の予防
手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。
②乳腺腫瘍の予防
若齢時に避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。
避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(猫)
避妊手術の時期
予防効果
6ヵ月まで
91%
7~12ヵ月まで
86%
13~24ヵ月まで
11%
24ヵ月以上
0%
③発情がなくなる
発情に伴う激しい鳴き声を抑えられることが多いです。
④妊娠の心配がなくなる
⑤発情中の不適切な場所での排尿が少なくなることが多い。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未避妊のねこちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。
<手術の時期>
初回発情前(生後6~7ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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ねこちゃんの去勢手術について
<メリット>
①おしっこをひっかける(マーキング)の軽減
②発情中の不適切な場所での排尿が少なくなることが多い。
③おしっこの臭いが減ることが多い。
④攻撃性・ケンカ・発情期のストレスの軽減
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未去勢のねこちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。
<手術の時期>
生後6~7ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば当日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
縫合しないので、抜糸の必要はありません。
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わんちゃんの避妊手術について
<メリット>
①卵巣・子宮疾患の予防
手術によって卵巣と子宮を摘出するため,卵巣・子宮疾患(子宮蓄膿症・子宮水腫・卵胞嚢腫・卵巣腫瘍など)を予防することができます。わんちゃんはねこちゃんよりも子宮の病気にかかりやすいです。
②乳腺腫瘍の予防
生理(発情)を迎える数が少ないうちに避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を減少させる事ができます。
避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果(犬)
避妊手術の時期
予防効果
初回発情前
95.5%
1回発情後
92%
2回発情後
74%
2歳半以降
0%
③発情出血がなくなる
発情の際、陰部から出血がありますが、避妊手術によってそのわずらわしさがなくなります。
④発情後の偽妊娠による乳腺の腫れや巣作り行動などがなくなる。
⑤妊娠の心配がなくなる
発情期に男の子に付けまわられることもなくなります。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未避妊のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
*現在の日本では避妊手術は推進する事が多いですが,最終的にメリット・、デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には一泊二日の入院になります。
<手術の時期>
初回発情前(生後6~7ヵ月)が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
避妊、去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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わんちゃんの去勢手術について
<メリット>
①前立腺肥大の予防
中高齢の去勢手術をしていない男の子のわんちゃんは前立腺が肥大することが多く、それによって排便障害や排尿障害がおこることがあります。去勢手術は前立腺肥大には大変有用な予防法と考えられます。
②会陰ヘルニアの予防
高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い病気です。筋肉が衰える事と、前立腺の肥大が同時に起こる事が大きな要因と考えられています。去勢しておけばほぼ防げる病気です。
③肛門周囲腺腫の予防
肛門周囲腺腫とは、肛門の周囲に存在する皮脂腺である肛門周囲腺に発生する腫瘍です。この腫瘍は男性ホルモン(アンドロゲン)が関係しているといわれ、高齢の去勢していない男の子のわんちゃんに多い腫瘍です。アンドロゲンは精巣から分泌されているので、肛門周囲腺腫は去勢することによって予防することができます。
④精巣腫瘍の予防
手術によって精巣を摘出するため、精巣腫瘍を予防することができます。
⑤マウンティング・マーキング・攻撃性が軽減されることが多い。
*100%ではありません。個体差があります。
<デメリット>
①全身麻酔のリスク
健康な子でも麻酔により0.6%が亡くなると言われています。
②肥満傾向
ホルモンのバランスの関係から未去勢のわんちゃんと比べて太りやすくなる傾向があります。
*現在の日本では去勢手術は推進する事が多いですが、最終的にメリット・デメリットを踏まえた上でおうちの方が決定する事になります。手術をされる場合には当日退院になります。
<手術の時期>
生後6~7ヵ月が目安ですが、発育状態が良く、発情行動が早めにみられる場合はそれ以前に手術が可能な場合がありますのでご相談下さい。
<手術の流れ>
①手術予約
去勢手術は予約制ですので、お電話もしくは来院いただきご予約ください。
②手術前日まで
できれば前日までに一度来院されて健康状態の確認をした方がよいと思われます。
術前検査は、病歴、一般身体検査(視診、触診、聴診等)に加えて血液検査(血球検査、生化学検査)をおすすめしています。
③手術前日
お水とお食事は通常通り与えて下さい。お家の方が寝る前にまだお食事が残っているようなら、さげて下さい。お水はそのままで構いません。前日は激しい運動やシャンプーは控えてあげてください。
④手術当日
朝、お家の方が起きましたらお水もさげて下さい。そのまま絶食、絶水の状態で病院に午前9時~10時の間にご来院ください。手術に関してご説明させて頂いた後、お預かりとなります。
お昼の休診時間内に手術を行います。
<退院>
麻酔の覚醒、一般状態、術創が良好であれば翌日退院です。退院時に化膿防止のために抗生剤をお出しします。退院翌日まではなるべく安静にしてあげて下さい。
時々帰宅後元気がなかったり、食欲が落ちたりする子がいます。不安なことがありましたらどんなことでもご連絡ください。
<抜糸>
抜糸は基本的に1週間後です。予約は必要ありませんので、診察時間内にいらしてください。
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猫のウィルス感染症(猫ウィルス性鼻気管炎・猫カリシウィルス感染症・猫汎白血球減少症・猫白血病ウィルス感染症)
昨夜は東京都内で開催されている日本臨床獣医学フォーラム・東京レクチャーシリーズの「猫の感染症」についての講義に参加してまいりました。
今回は主に混合ワクチンに入っている以下の4つのウィルス感染症についてご説明させて頂きます。
①【猫ウィルス性鼻気管炎(FVR)】
ヘルペスウィルスによる感染症で、ひどいくしゃみ、咳、鼻炎などの呼吸器症状の他、結膜炎などをひき起こします。高熱によって食欲はなくなり鼻水と涙で顔中クシャクシャになり典型的なカゼ症状がみられます。
*感染源:感染猫の涙・唾液・鼻汁
*感染経路:接触感染・人間の手
*潜伏期:3~4日
*症状:急性のくしゃみ・眼鼻分泌液など(発症から3~4日(感染後6~8日)で症状が最高になる)細菌感染の合併がなければ急性経過で終了。終結後、神経節に潜伏しストレスなどにより発症することがある。
*診断:臨床症状
*治療:インターフェロン・抗生物質②【猫カリシウィルス感染症】
かかりはじめの症状はくしゃみ、鼻水、発熱などで、猫ウィルス性鼻気管炎に似ています。症状が進むと口の周辺に潰瘍ができることもあり、急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
*感染源:感染猫の涙・唾液・鼻汁
*感染経路:接触感染・人間の手
*潜伏期:約3日
*症状
①上部気道型 ②潰瘍形成型 ③肺炎型 ④腸管感染型 ⑤子猫跛行症候群 ⑥流産 終結後口峡部に持続感染をおこす。
*診断:臨床症状
*治療:インターフェロン・抗生物質③【猫汎白血球減少症】
パルボウィルスによる感染症で、白血球が極端に少なくなる病気です。高熱、嘔吐、食欲不振・下痢などを引き起こします。体力のない子猫などはたった1日で死亡することもある恐ろしい病気です。
*感染源:感染猫の便
*感染経路:接触感染・人間の手・経鼻・経結膜・経口
*潜伏期:2~10日
*臨床徴候:最初の徴候は発熱(40℃以上)・白血球数は4日までに4000/μl以下に下降・嘔吐・下痢・妊娠の最後の1週または生後9週までに感染した子猫は小脳の形成不全に起因する運動失調をおこす。
*診断:臨床症状・白血球減少・抗原検査キット・PCR
*治療:インターフェロン・抗生物質④【猫白血病ウィルス感染症】
白血病やリンパ腫など血液の腫瘍、貧血、腎炎・流産などをおこします。病気に対する免疫が弱まるため、様々な病気を併発しやすくなります。感染してから発病までの期間が長く、その間は見かけ上健康にみえます。
*感染源:感染猫の血液・唾液・尿・便など。
*感染経路:猫同士の長期にわたる濃厚な接触があると感染しやすい。母子感染。
*併発しやすい病気
骨髄の腫瘍性疾患・骨髄低形成疾患・骨髄異形性症候群・リンパ系腫瘍・貧血・汎白血球減少症様症候群・雌猫の繁殖障害・神経ならびに運動器疾患・二次感染症あるいは日和見感染症・免疫介在性血球減少症・糸球体腎炎など
*診断:ELISA(院内で検査可能)
*予後:感染猫の致死率は6ヵ月間で30%、2年間で60%、4年間で90%との報告がある。3種ワクチンでは①②③を、4種ワクチンでは①②③④を予防します。
①と②は猫のカゼの代表で、ワクチンを接種しても完全に防御できる訳ではありませんが、接種していれば感染しても軽い症状ですむ事が多いです。生活環境などを考慮して、どちらのワクチンを接種するかご相談させて頂いております。
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犬フィラリア・血液健康診断キャンペーンについて
3月20日から7月31日まで特別価格にて犬フィラリア・血液健康診断を実施しております。
【健康診断のおすすめ】
フィラリア検査と同時に血液検査による健康診断をお勧めします。もしも病気が早くみつかれば早期治療ができます。これまでに健康診断で病気をみつけ良い結果に結びつくことがありました。今年は以下の4つの検査をご提示させて頂きます。
①フィラリア抗原検査
②フィラリア抗原検査+血液検査(18項目)
③フィラリア抗原検査+血液検査(27項目)
④わんにゃんドック
(*事前にお電話にてご予約下さい・検査当日の朝は絶食が必要です)
(③+レントゲン検査(胸腹部)+超音波検査(腹部)+糞便検査+尿検査)【フィラリアの予防方法】
フィラリアの一番安全で確実な予防方法は5月~12月までの8ヵ月間、月に1回、お薬をのませてあげる方法です。お薬はお肉タイプと錠剤の2種類があります。カレンダーに印をつけたりして、のませ忘れのないようにしてあげて下さい。*今年から投薬忘れを防止するため、8ヵ月分のお薬を一括で処方させていただける患者様には1か月分のお薬を無料とし、7か月分の費用で処方いたします。また、お薬の変更に伴い値段の改定をしました。去年よりお安くご購入頂けます。
【フィラリア予防を始める前に血液検査を行う理由】
万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず予防薬を投与してしまうと重大な副作用がでることがあります。そのためフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないかを調べるために、毎年検査(少量の血液をいただきます)をする必要があります。フィラリアに感染していないか調べる方法にはミクロフィラリア検査(犬の血液を採って顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
【当院で使用している犬糸状虫成虫抗原検査キット「ソロステップ」】
「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないといいきることはできません。
安全なフィラリア予防をして頂くために、血液検査をお願いいたします。 -
狂犬病予防接種の時期になりました
今年も狂犬病予防接種の季節がやってまいりました。当院では随時、狂犬病予防接種を行っております。御予約は必要ありませんので診察時間内に御来院下さい。その際、市からの狂犬病のハガキをお持ちいただけますと手続きが簡単になります。継続の方は市への届け出の代行も当院にて承ります。フィラリアの検査や予防薬の処方も同時に行えますのでご相談下さい。
狂犬病予防接種の料金は3000円(税込)になります。
(体温測定・簡単な健康診断(視診・触診・聴診など)が含まれた値段になります)
病院で済票の代行をさせて頂く場合は、済票代として市に支払う550円を別途お預かりいたします。 -
猫のフィラリア症
本日は猫のフィラリア症についての院内セミナーを開きました。
フィラリアはわんちゃんの病気としてよく知られていますが、猫ちゃんにも感染します。呼吸困難、咳や嘔吐が主な症状で、放置すると突然死を引き起こすこともあります。わんちゃんのように診断や治療が確立されていないので、予防が重要です。蚊が媒介するので、室内飼いの猫ちゃんも油断できません。
今回のセミナーで一番驚いたことは、1997年の報告では日本の猫ちゃんの12%がフィラリアに感染しているそうです。
一番の予防方法は蚊に刺されないことですが、ふつうの生活で全く蚊に刺されないことは困難です。当院では猫ちゃんのフィラリア予防薬を揃えておりますので、猫ちゃんを飼われている方は、ぜひご相談ください。
予防期間は毎年5月~12月になります。
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犬糸状虫症(フィラリア症)
犬糸状虫症による感染症で、成虫は長さ15~30cmまで達する線虫です。成虫は右心室・肺動脈に寄生し、新鮮な赤血球を食べます。
症状は寄生数やわんちゃんによって異なり、無症状から重症例まで様々です。重症になると体重減少、運動不耐性(運動をしたがらない)、咳、うっ血性心不全、腹水の貯留がおこり、最終的には死亡してしまいます。
とても恐ろしい病気ですが、お薬をのませることによってほぼ100%予防することができます。まず、フィラリアのライフサイクルについてご説明させて頂きます。*フィラリアのライフサイクル*
1.フィラリアに感染しているわんちゃんを蚊が吸血することで、ミクロフィラリア(フィラリアの子虫)が蚊の体内に入ります
2.子虫は蚊の体内で感染幼虫に発育します
3.感染幼虫をもった蚊が他のわんちゃんを吸血する時、幼虫が皮膚に侵入し感染します
4.わんちゃんの体内で発育を続けます(感染幼虫→第3期子虫→第4期子虫→第5期子虫→成熟成虫(これがミクロフィラリアを産みます))。
現在、一般的にフィラリアの予防薬といわれているお薬は、感染幼虫→第3期子虫→第4期子虫を駆虫(特に第4期子虫はほぼ100%駆虫できるといわれています)します。ここで投薬を空けてしまうと、第4期子虫が第5期子虫→成熟成虫になってしまいます。そうなると予防薬では駆虫できなくなってしまいます。よって、1ヵ月に1回の予防薬の投与が必要になります。一般的に予防薬と言われていますが、実は駆虫薬なのです。よって蚊が出始めてから1ヵ月後~蚊がいなくなってから1ヵ月後まで投与しなければいけません。万が一、フィラリア症に感染しているにも関わらず、予防薬を投与してしまうと、血液中のミクロフィラリアが一気に死滅してしまい、死滅したミクロフィラリアが血管に詰まったり、アナフィラキシーショックを起こす危険性があります。よってフィラリアの予防薬を投与する前にはフィラリアに感染していないか調べるために、毎年検査する必要があります。「前の年に早めに投薬時期を切り上げてしまった」「薬を与えるのを忘れた月がある」「わんちゃんが薬を吐き出していたのに気づいていない」などの理由から、予防薬をあげているからといって絶対に感染していないといいきることはできません。診断はミクロフィラリア検査(犬の血液を採って顕微鏡でのぞく方法)と抗原検査(フィラリア成虫から排泄される微量な物質を抗原抗体反応でみる方法)があります。検出感度はミクロフィラリア検査で50%以下ですが、抗原検査は約90%以上と大変検出感度に優れているため、当院では抗原検査をお勧めしています。
*当院で使用している犬糸状虫成虫抗原検査キット「ソロステップ」*
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犬回虫
母犬からの経胎盤、経乳感染によって仔犬が感染することが多いといわれています。他、感染幼虫の直接摂取による直接感染、幼虫を保有する待機宿主の摂食による間接感染があるといわれています。成虫は小腸に寄生します。感染すると、仔犬では重症になることもあります。(発育不良、腹部膨満・間欠性下痢・貧血など)成犬では感染した幼虫が全身の組織内で被嚢して発育を休止します。
症状は食欲不振・嘔吐・下痢・発育不良などがあり、仔犬での多数寄生では腹囲膨満、神経症状、腸重責がみられることがあります。
診断は糞便検査による虫卵検出になります。
治療は消化管内成虫の駆除になり、多くの駆虫薬は体内移行中の幼虫には効果がありません。2週間隔で虫卵が陰性になるまで駆虫薬を投与します。
予防は仔犬では定期駆虫を行い、環境中への虫卵の排泄を防ぎ、糞便の適切な処理を行うことです。*犬回虫のライフサイクル*
生後間もない子犬は気管型移行することが多く、半年以上のわんちゃんでは全身型移行することが多いといわれています。
気管型移行は、成熟卵→小腸粘膜へ侵入→肝臓→心臓→肺→細気管支→気管→食道→胃→小腸→産卵という経緯をたどります。
全身型移行は、成熟卵→小腸粘膜へ侵入→肝臓→心臓(ココまでは気管型移行と同じです)→全身の諸臓器(第2期子虫のままとどまり6ヵ月以上生存します)→妊娠・出産時に経胎盤・経乳感染し、仔犬に感染します。
この寄生虫は人獣共通感染症で、まれに人へも感染するといわれています。回虫の成熟卵を経口摂取することにより感染します。回虫卵に汚染された砂場などが感染源になります。わんちゃんとの過度な接触により感染することもあります。