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難治性下痢

消化器疾患 記事一覧

  1. 難治性下痢

    こんにちは。獣医師の萩原です。523日(日)は診察が終わってから「難治性下痢」についての勉強会に参加してまいりました。

    下痢はわんちゃん・ねこちゃんともに来院理由として最も多い病気の1つです。

    一般的に下痢をしている子全員に多くの検査が必要になるわけではありません。対症療法(止瀉剤・整腸剤・抗菌薬など)で短期間のうちに症状が消失すれば必ずしも精査は必要ではありません。実際、下痢で来院されるほとんどの子は対症療法で治ることが多いです。

    しかし、対症療法を行っても下痢が完全に良化せず慢性化してしまった場合(3週間以上)には、慢性疾患が存在する可能性があるため精査を考慮します。また下痢以外の症状(体重減少・食欲低下・嘔吐など)が重度に認められる場合には時間的な余裕があまりないと考え、精査を急ぎます。

    今回は慢性下痢の原因として多い疾患(細菌性腸炎・消化器型リンパ腫・リンパ管拡張症・大腸炎症性ポリープ・炎症性腸疾患・過敏性腸症候群など)の診断・治療法についての講義を聴き、新たな発見があり勉強になりました。

    【実家の愛犬ゴンちゃん(12歳・柴犬】】
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    ゴンちゃんも今まで何度か下痢をしたことがありますが、全て対症療法で良くなりました。

    私も獣医師になりたての頃、原因不明の下痢が約1ヶ月間続き、8kgくらい痩せたことがあります。精査をしましたが、特に異常はみられず、過敏性腸症候群(ストレス)ではないかと言われました。(その後すぐにリバウンドで太ってしまい、以前より体重は重くなってしまいました・・・)
    わんちゃん・ねこちゃんもストレスで下痢をすることがあります。下痢をした時にはまずは何かストレスになること(環境・気温・食事の変化など)がなかったか思い返して頂ければと思います。

    【たいやきのぬいぐるみをくわえるハリー君】
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    ハリー君は毎日快便で、お腹は強いほうです。

    2010年05月24日(月) 投稿者 hagiwara | 勉強会, 消化器疾患

  2. 急性嘔吐

    411日(日)は消化器疾患についての講義に参加してまいりました。
    下痢・嘔吐などの消化器疾患は、わんちゃん・ねこちゃんともに多い病気の1つになります。今回は急性嘔吐についてお話しさせて頂きます。

    急性嘔吐は不適切な食事や異物摂取など原因が特定できることもありますが、一般的な検査で原因が特定できないことも非常に多いです。原因が特定できない急性嘔吐の場合には、まずは対症療法を行うことになります。急性嘔吐の対症療法としては1224時間の絶食、水分および電解質の補充、制吐薬や消化管運動機能改善薬の投与などを考慮します。

    急性胃炎のきっかけとしては個人的には季節の変わり目やいつもと違うフードの給餌、ストレスがかかるような出来事がある時に多いと感じています。嘔吐とともに下痢をおこす子もいます。突然の嘔吐で動揺してしまう飼い主さんも多いですが、その際はお早めにご連絡ください。また、診断の助けとなりますので来院時には吐いた物と便(下痢の時)を御持参いただければと思います。

    【ねんねをするハリー君】
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    2010年04月16日(金) 投稿者 hagiwara | 勉強会, 消化器疾患

  3. 肝臓切除

    本日は夜から東京都内で開催されているハイパージョイントセミナーに参加してまいりました。今回は「肝臓切除」についての講義でした。
    肝臓切除は、肝臓腫瘍、肝臓の生検(組織検査)などの時に実施します。肝臓腫瘍の50%以上は肝細胞癌で、そのほとんどが単発性で孤立性(病変が1箇所)といわれており、治療は主に外科手術になります。手術は腫瘍が単発・塊状で、肝内・腹腔内・遠隔転移がなく、大血管との癒着などがみられず、十分な肝予備能があり、麻酔に耐えられる体力があれば適応であるとされています。今回は主に術式についての講義でした。今まで教わってきた術式とは違い、こういった方法もあるのだな、と勉強になりました。肝臓腫瘍の症状は元気・食欲低下などの非特異的症状(肝臓腫瘍以外の病気でもみられる症状)、腹部膨満、腹水、貧血などです。腫瘍が相当大きくなってからでないと症状がでてこない事もあります。健康診断で偶然みつかることもありますので、特に中・高齢になりましたら定期的に健康診断されることをお勧めします。

    2009年11月16日(月) 投稿者 hagiwara | 勉強会, 消化器疾患