麻酔科 記事一覧
-
勉強会に参加しました。
こんにちは、看護師の石黒です。
先月、勉強会に参加して参りました。
『麻酔薬モニタリングの実際』というテーマで
手術に関係する内容の勉強会でした。
毎日のように予防手術や病気による手術を見ていますので
日々の仕事に役立てていきたいと思います。
ハリーくんに応援してもらって
勉強頑張ります!!!2015年04月06日(月) 投稿者 ishiguro | できごと, 勉強会, 立川市マミー動物病院ブログ, 麻酔科
-
講習会に参加してまいりました
こんにちは、看護師の石黒です。
先月のことになりますが、渋谷区でおこなわれました
『動物看護師のための周術期管理継続学習講座』を
受講してまいりました。今回の内容は
『麻酔薬の管理と副作用の理解』
『麻酔薬の循環・呼吸器への作用と理解』でした。
難しい内容ではありましたがしっかり勉強をして
理解を深め、日々の仕事に役立てたいと思います。
今後も何回かにわたり、講習会があるようなので
参加したいと考えています。2014年10月27日(月) 投稿者 ishiguro | 勉強会, 立川市マミー動物病院ブログ, 麻酔科
-
麻酔・鎮痛セミナーに行ってきました
9月1日(日)は午後から息子を実家に預けて、院長と都内で開催された麻酔・鎮痛セミナーに参加してまいりました。
講師は台湾出身のDr.Koで現在アメリカの大学で教授をされています。先生は日本で何度も講演されていて毎回分かりやすい講義をして下さいます。
今回は麻酔薬の使い方、低血圧への対応の仕方、心不全・腎不全・糖尿病など疾患がある症例に対する麻酔プロトコル・新しい麻酔薬などについて聴講することができて大変勉強になりました。最近、院長の手術の麻酔を担当することが多いため、参考にしようと思いました。
子供が生まれるとセミナーや研修に全く参加できなくなってしまうかと思っていましたが、最近は実家や保育園に預けて少しずつ参加できるようになってきました。周囲の助けがあって外に勉強に行くことができ本当にありがたいです。
-
麻酔モニターのセミナーに参加してきました
先日は麻酔モニターのセミナーに参加してきました。麻酔モニターについては以前詳しくご説明したことがありますのでこちらをご参照ください。
-
麻酔
先日はハイパージョイントセミナーの呼吸器疾患の手術と麻酔管理についてのセミナーに行ってまいりました。今日は麻酔についてお話し致します。
【麻酔】
①麻酔をかける際はまず導入薬を静脈内投与します。
当院では「プロポフォール」という導入薬を使うことが多いです。②麻酔が効いてきたら「喉頭鏡」を用いて喉の奥をのぞきます。
<喉頭鏡>
先端からあかりがでて喉の奥がのぞきやすいようになっています。
③喉の奥に気管チューブをいれます。
<気管チューブ>
猫・小型犬~大型犬まで対応できるように様々な太さのチューブを揃えています。
気管チューブを入れておけば呼吸数や呼気中二酸化炭素濃度を機械でモニターでき、万が一の時にすぐ対応することができるため安全に手術をすることができます。
-
鎮痛剤
先週は都内で開催された「疼痛管理」についての講義に参加してまいりました。
本日は鎮痛剤の1つである非ステロイド性消炎鎮痛剤についてお話しいたします。【非ステロイド性消炎鎮痛剤】
非ステロイド性消炎鎮痛剤はNSAIDs(エヌセイド)と呼ばれ、ステロイドではない抗炎症剤で、鎮痛・消炎・解熱作用があります。
<特徴>
術後の痛みや外傷のような急性の痛みと、関節炎のような慢性の痛みのいずれにも使用でき、ある程度作用時間が長いため1日1回の投与で鎮痛効果が得られます。また単独でコントロールできない痛みに対しても、他の鎮痛剤と併用することにより相乗的に作用し、痛みを抑えることができます。NSAIDsは様々な痛みに対して有効かつ手軽に使うことができる鎮痛剤になります。剤型は注射薬と経口薬の2種類があり、特に経口薬の種類は豊富でチュアブルや液剤タイプがあります。
<副作用・禁忌>
まれに消化器症状(食欲不振・嘔吐・下痢・胃潰瘍など)がみられるため、空腹時の投与を避け食事とともにまたは食後に与えるようにします。【当院で使用している非ステロイド性消炎鎮痛剤】
他にもたくさんの種類の薬があります。
私は12歳の時からしばしば偏頭痛があり、非ステロイド性消炎鎮痛剤には大変お世話になっています。頭が痛いと何もする気がなくなり夜も眠れなくなりますが、鎮痛剤を内服することによって痛みがとれ楽になります。
ここ数年間で動物用の非ステロイド性消炎鎮痛剤が新たに販売されており、動物医療においても鎮痛剤は重要視されてきているのだなと感じています。 -
麻酔モニター
こんにちは。マミー動物病院の獣医師の萩原です。
当院では手術は基本的に12時から4時までのお昼休みに行っております。
現在、計画停電が実施されているため、お昼休みが停電になっている日には手術をお受けすることができません。その場合は別の日に手術をお受けしております。
手術を行う際にも電気が必要になります。手術中は麻酔モニターでバイタル(心拍数・呼吸数など)を確認しながら行い、照明も必要になるからです。今回は麻酔についてご説明させて頂きます。
【麻酔器】
当院で使用している麻酔器になります。こちらでイソフルラン(ガス麻酔)と酸素を調整します。
【麻酔モニター】
当院で使用している麻酔モニターになります。
心拍数、血圧(最高・最低・平均血圧)、SpO2(血中酸素飽和度)・体温・呼吸数・CO2(呼気中の二酸化炭素濃度)をモニターすることができます。
【ドップラー血圧計】
血圧は麻酔モニターで測定すると同時に、ドップラー法でも測定しております。
こちらでは麻酔モニターより正確に血圧を測定することができるといわれています。
【各々のバイタルの正常値】
<心拍数>
犬:70~140回/分猫:100~200回/分<SpO2(血中酸素飽和度)>
95~100%<安静時呼吸数>
猫・子犬:20~40回/分 成犬:20~30回/分<ETCO2(呼気中二酸化炭素)>
35~45mmHg (PaCO2) (25以下・60以上は特に危険)<体温>
37~38度<血圧>
最高血圧(SYS) 100~160(100以上にする・80以下は特に危険)
最低血圧(DIA) 60~100
平均血圧(MEAN) 80~120(80以上にする・60以下は特に危険)上記の値の範囲外になった時には異常値とみなし、原因を探り対処します。
手術中は5分ごとに麻酔記録をとっており、万が一、異常値がでた場合にはアラームがなるようにもなっているため、異常がでた際には早期に発見することができます。このように万全な状態でモニターすることによって安心して麻酔を維持することができるのです。
2011年03月20日(日) 投稿者 hagiwara | 機器紹介, 立川市マミー動物病院・設備, 立川市マミー動物病院ブログ, 麻酔科